せんせのブログ
虫を食べる植物展(咲くやこの花館)~出張実験会【2回目】~
2025.07.21
7月19日(土)、20日(日)の2日間、学生たちとともに
大阪市鶴見区にある「咲くやこの花館」に出張し、実験会を行ってきました。
この写真は、今から起こる反応を皆でドキドキしながら観察している様子です。
「咲くやこの花館」は花博記念公園鶴見緑地内にある屋内植物園で、
日本最大規模の温室があり、多くの植物が展示されています。
1年を通して、いろいろな植物と関わるイベントが実施されていますが、
その中でも最大規模で実施されているのが、虫を食べる植物展です。
いわゆる食虫植物をテーマにした植物展で7月12日(土)~9月21日(日)の
2カ月間も開催されています。
実験は、毎回20名を定員として、2日間で4回実施しました。
ほぼ毎回満席で、80名近い小学生から大人の方に参加いただきました。
この実験会は「咲くやこの花館」さんとのコラボレーションで、
切っ掛けは、本校の学生たちが取り組んでいる卒業研究でした。
本校では、8年以上前から兵庫県立フラワーセンターとの連携で
食虫植物のウツボカズラが出す消化液の医薬品への応用を目指して、
そもそも知られていないことの多い消化液の研究をしています。
そこで、このイベント開催中に本校学生の研究成果を発表すると共に、
消化液のヒミツを感じられる実験会を行ってもらえないかという依頼を受けたのが始まりです。
ということで、今年度も早々に2回目の開催が決まり、
「食虫植物を化学で解明!Part2」というテーマで実験会を行いました。
2年目の開催でしたが、昨年も楽しかったので参加しましたと、
リピーターの方まで!
嬉しい限りです。
来場された方は、小学生中心ですが保護者も一緒に化学実験を楽しんでおられました。
実験は学生がフォローするので、小さい子供さんも安心して実験を楽しまれ、
目の前で起こる不思議な化学反応に驚いておられました。
参加者の方々からは、次のような感想をいただきました。(原文のまま)
「じっけんを初めてできて嬉しかったです。」
「仕組みは、知っていたが、楽しませる。驚きのある手法で実験をしていて本当に楽しく感動した!」
「『カラフルパウダーや納豆の実験が面白かったです。』と言っていました。
低学年の為、学校でまだ実験はないのでとても楽しかったようです。
また来年も実験をしに行きたいと言っていました。
実験内容も説明も分かりやすく、親も学びの場となりました。ありがとうございました。」
「ビタミンCをうがい薬に混ぜたら無色になることがわかった。」
「未就学児でも分かりやすいような変化の大きい実験があり楽しかったです。」
準備した私たちも、実験好きな子供さんたちと出会え、
一緒に実験できたことがとても楽しかったです。
来年度はどうなるか分かりませんが、
また開催が決まればこのブログでお伝えしたり、
「咲くやこの花館」様のホームページでも告知されますので
ぜひ3度目の来場をお待ちしています!
最後に改めて今回参加いただいた皆様、
またこのような機会をいただいた「咲くやこの花館」様
ありがとうございました!
By ぽてと