せんせのブログ
第35回 分化祭(学園祭)を開催しました!
2025.07.14
年に一度の「分」析「化」学のお「祭」りとして、分化祭(学園祭)を実施しました!
今年のテーマは「We Love Chemistry」~見える原子、見える化学~」です。
コンセプトは化学を目で見て楽しめる分化祭とし、様々な化学反応による色や光の変化を間近で触れて、化学を楽しんで好きになっていただきたいという想いで実施しました。そして、化学実験など本校らしい企画を通じて、日常の化学を再発見し楽しんでもらいたい。笑顔になってほしいと考えました。
本校は化学の専門学校です。学生たちは実験が大好きです。
各クラスや委員会の企画として、一般の方々にも楽しんもらえるような「体験実験」や、お祭りのような「遊び」のコーナーを用意しました!
本校玄関の最終的な飾りつけは、当日の朝に行いました。
ちなみに玄関先で出迎えてくださるのは日本の理化学教育の創始に貢献したハラタマ大先生です。
来場いただいたのは、学生の家族、友人、出身高校の先生に加え、求人をいただく企業の方。
学生たちが配布したポスターを見た小学生たち、そしてたまたま通りかかった一般の方々まで、たくさんの方に来場いただきました。本校卒業生もたくさん来てくれました。
受付は時間配分して学生さんが交代で務めました。
各階でコンセプトが異なり、今回は4つの学科別で1年と2年が合同で行いました。また、自治会企画として各委員会がそれぞれ催し物を出しました。
7階 簡易水質調査、周期表博物館、(環境委員会、広報委員会、ERC(元素クラブ))
環境委員会では顕微鏡などの器具を使って川の水を観察&過去2年分の道頓堀川の水質調査結果を展示しております。元素に興味を持つ学生たちは、LEDランプを使用して見えない原子を見えるようにイメージするボーア原子モデルを展示しました。広報委員会ではイベント・日常写真を展示しました。また、本校の先生紹介や思い出に残る写真なども飾って、本校を知っていただくブースとなりました。
6階 謎解き実験イベント・繊維を作ろう・練り香水・ワセマー(環境化学分析学科、健康化学分析学科)
犯人を見つける!というコンセプトをもって刑事ドラマばりに動画を作成して、実際に現場で使われるルミノール反応実験を体験できるブースです。また、化学的に繊維を作る実験もしました。大人から子供までも楽しんでおられました。別の場所では、身近な材料から「練り香水」を作る企画を用意して参加者に楽しんでもらいました!
5階 DNAストラップ作り・PCRって何?・香りカフェ(健康化学分析学科、農水産バイオ分析学科(生命化学分析学科))
自分が酵素になりきってオリジナルのDNAストラップを作ろうという企画。他にもクリニックとかでインフルエンザやコロナウイルスの検査で行われる 「"PCR検査" ってどんな原理なんだろう?」という説明を学生がしていました。普段の学びの発表の場にもなっていました。また、香りを楽しみながら少し休憩できるカフェスペースも用意し、みなさんにくつろいでいただきました。
4階 キャンドル作り・ルミノール反応(医療医薬分析学科)
身近なものでオリジナルのキャンドルを作ってみよう!ということで、子供さんにも楽しんでいただきました。そして、刑事ドラマなどでよく見るルミノール反応とは?!というテーマで、簡単にルミノールの反応を見れる実験も用意しました。
今回の分化祭は各階の企画に参加するとスタンプがもらえます。
自治会ではスタンプを集めて景品と交換できる「スタンプラリー」や、どのクラス企画がおもしろかったかを投票してもらう「J1グランプリ」を企画してもらいました。
どのクラスの企画も、日常で意識することのない、日常にありふれているけれど深く考えたこと・体験したことがない内容だったのではないでしょうか?
閉会式では、校長先生による分化祭の総括とJ1グランプリの結果発表がありました。
「どの企画も素晴らしい内容だった」とコメントをいただきました。
J1グランプリで1位に輝いたのは僅差で『農水産バイオ分析学科(生命化学分析学科)』の学生たちでした。
校長先生から表彰状が授与されました。
最後は実行委員長の2年生で環境化学分析学科のKさんからの挨拶です。
「なかなか思うように作業を進められないときもあったけれど、皆さまのご協力をもって、分化祭を無事に終えられました」
授業や実験、資格対策と忙しい中で準備を進めることは大変だったと思います。
Kさんの挨拶のとおり、全て上手くできたわけではないかもしれませんが、いずれにせよ素晴らしい経験を積めたのではないでしょうか。
今回得たたくさんのことをこれからの学校生活に活かしていきましょう。
本当にお疲れさまでした。
また、ご来場いただいた皆様、ありがとうございました!
By おりご