せんせのブログ

文部科学省委託事業 ~第2回 実施委員会~

2019.09.13

本日午後から、2019年度 専修学校リカレント教育総合推進プロジェクト
「eラーニングを活用した化学分野学び直し講座実施モデル構築事業」の
実施委員会を校内で行いました。
本事業は、文部科学省の委託事業として昨年度から取り組んでおり、
今日は今年度2回目の実施委員会となりました。

委員会は本校の重里校長が委員長を務め、委員には日本化学会、
大阪府職業能力開発協会、大阪市教育委員会、大阪府立高校、
大阪府専修学校各種学校連合会工業部会、複数の化学系企業、
複数の専門学校など、各分野の皆様を迎えて事業を進めています。

今年度1回目の本事業の実施委員会を7月に行い、
その後の事業の進捗や開発中のプログラムの状況、
今後の予定などを報告・審議しました。
今年度1回目の実施委員会は、コチラからご覧ください。

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この事業では、化学分野での「学び直し」をキーワードとして、
キャリアアップやキャリアチェンジを目指す方に向けた、
新たな教育プログラムの開発を目的としています。

化学は、幅広い分野の産業を支える、なくてはならない分野で、
食品、医薬、化粧品、バイオ、医療、環境、電子材料などの
私たちの身近なところで生活を支えています。

この化学分野で活躍する技術者は、
技術力の維持や、さらなる能力向上が必要となります。
この技術者の育成を重視されている企業では、
自社の中で教育されているところもありますが、
現実的に、多くの企業では教育に力を入れたいと考えながらも、
十分な教育環境が整えられていないのも実情です。

そこで、本校はこれまで培ってきた化学教育のノウハウを活かしながら、
eラーニングを活用した新たな教育プログラムを開発することで、
個々や企業のニーズに応えていきたいと考え、本事業を提案し進めています。

昨年度、eラーニングの開発を始め、
その内容や使いやすさなどを検証するため、
卒業生や企業の技術者の方々に実証講座を開催して
取り組んでいただきました。
その結果、講座内容に対して高い評価をいただきました。

また、昨年度の成果をまとめて報告すると、
その報告書をご覧いただいた企業からは、
「社員教育に使ってみたい」
「次回する際には、ぜひ声をかけてもらいたい」
との反響もいただきました。

今年度は、昨年度の成果を踏まえ、
より使用しやすくなるように改善をして、
さらに多くの企業に試していただく予定です。
※昨年度の報告書は以下のリンクからご覧いただけます
文部科学省委託事業報告

下の写真は、本日の委員会の中で
新たに開発されたプログラムの説明を委員よりいただいている様子です。
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今年度は、昨年度とは異なる実証講座内容も準備して
実施する予定です。
今までにない、新たな取り組みで課題もありますが、
多くの企業から将来の人材育成に使いたいと、
期待いただく声をいただいています。

本事業は、実施委員会の委員の方々のご意見や、
卒業生、そして、化学に関連する幅広い分野の企業のみなさまの
協力を得て、着実に進んでいます。
今後も、このブログで本事業の様子をご報告していきます!

By ぽてと