せんせのブログ

【土・日開講「分析化学応用学科」】少数精鋭の魅力とは

2019.05.12

届いたばかりの新しい白衣に袖を通した分析化学応用学科の1年生は、本日から本格的に
実験がスタートしました。

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こちらの写真はホールピペットと呼ばれるガラス器具の使い方を教員(実験台の間に
立っている男性)の指導の下、全員で練習しています。
分析化学応用学科には化学初心者の学生も多いため、教員が1つ1つ操作を演示して
みせながら、実験を進めていきます。
こうすることで、化学分析の実験操作を確実に覚えていくことができます。


このような丁寧な指導で化学初心者の方でも化学分析の技術が確実の修得できる
「分析化学応用学科」は平日に通学できない方を対象に週末(土曜日・日曜日)だけの
通学で、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、国家資格を含む4つの資格
(毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者・環境
管理士(2級))も卒業と同時に全員が取得することができる学科です。

この学科では、技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、
勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得などの多種多様な
入学目的を持った学生が学んでいます。
また、このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、分析化学応用学科は、
1学年あたりの定員を20名とする少数精鋭で開講しています。


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本日は滴定という実験操作を学びました。器具の名称や使い方はもちろん、使う上で
注意すべき点などを、順を追って説明しています。
中央に写る非常勤講師のM先生は、本校の卒業生で、かつ実験指導を長年行ってきた
教員ですので、学生だった頃の体験や長年の指導で培った経験を活かして、1つ1つ
丁寧で分かりやすい演示や説明を心掛けておられます。

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さらに、学生がそれぞれ実験操作を行う際には、教員は学生たちの間を回りながら、
様子を見て、適宜マンツーマンで指導を行っていきます。
教員の実演を間近でじっくりと見ることができるのも、こうした個別指導を受ける
ことができるのも、少人数制の分析化学応用学科の魅力です。

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実験が進むにつれて、少しずつ実験操作にも慣れて、自然と正しい方法で操作できる
ようになっていきます。

実験を終えた学生に感想を聞くと
『初めはきちんと操作することができるか不安でしたが、先生方が丁寧に教えてくださる
ので、段々と上手にできるようになり、うれしかったです。実験は楽しいなと、改めて
思いました。』
『先生方がいつも近くにいてくださったので、分からないことはすぐに質問して、解消
することができて、助かりました。これからも分からないことは質問して、しっかりと
技術を身につけていきたいです。』
と答えてくれました。


1年生の前期の実験では基礎的な実験操作を1つ1つ学んでいきますので、実験を通して、
着実に化学分析のプロフェッショナルへと階段を1つ1つ上っていきましょう。

by みなと