せんせのブログ

【土・日開講「分析化学応用学科」】化学の現場で労働環境の安全を守る国家資格を取りました!!

2018.10.07

有機溶剤などの化学物質を扱う現場で労働環境の安全を守る「作業主任者」になるために
必要な国家資格を取得しました。

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国家資格を保持していることを証明してくれる修了証を手に、喜びの一枚です。


今回、国家資格を取得した学生が学ぶ分析化学応用学科についてご紹介します。
本校には、平日に通学できない方を対象とした土曜日・日曜日開講の「分析化学応用学科」
があり、技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、勤務先や
自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得などの様々な入学目的を持った
学生が在学しています。

このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、分析化学応用学科は、1学年
あたりの定員を20名とする少数精鋭で開講しています。
また、土曜日・日曜日の通学で、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の国家資格
も卒業と同時に全員が取得することができます。


このように分析化学応用学科で学ぶ学生たちの入学目的は様々ですが、国家資格を取得
したいという目的は多くの学生たちに共通しています。
そこで、分析化学応用学科では化学の現場で活躍する上で将来役立つ国家資格の取得に
向けて様々なサポートを行っていますが、その1つが技能講習の開催です。

本校では例年9月はじめの時期に、3つの国家資格「酸素欠乏・硫化水素危険作業主任者」、
「有機溶剤作業主任者」、「特定化学物質及び四アルキル鉛等作業主任者」の技能講習を
実施しています。

上に示したような化学物質を扱う現場では労働環境の安全を守るために、それぞれに該当
する作業主任者を置くことが法律で義務付けられているので、国から認可された団体が
主催する技能講習は人気が高く、時期によっては受講までに数ケ月待ちの時もあります。
そのような中、例年、本校の学生が非常に多く受講を希望することや、受講態度が良い
ことから、主催団体のご配慮で、本校の学生のためだけに毎年決まった日に講習会を実施
していただいています。
(今年の講習会の様子はこちらから

これらの国家資格を取得するには、一定時間数の技能講習を受講し、修了試験に合格する
ことが必要です。
分析化学応用学科の場合、技能講習が行われる9月までに、化学の一般的な基礎知識や
無機化学や有機化学の基礎的な知識も勉強しているので、講義内容の理解もしやすく、
修了試験にも余裕を持って臨むことができます。

合格した学生たちからは
『受講するまでは本当に取れるのだろうかと不安でしたが、講義が始まると、学校で
学んだ基礎知識が役立って理解でき、不安も一気に消えました。同時に、学校で学んで
いることが身についているのだなと実感でき、うれしかったです。』

『今回、資格を取れたことを自信にして、他の資格の取得や就職活動にも前向きに
取り組んでいきたいです。』
といったコメントが聞かれました。


資格を持っておくことは将来、様々な場面で役立つことがありますし、必要になった時に
取ろうとしてもなかなか難しい場合もよくあります。
分析化学応用学科では資格取得に向けてサポートを行っていますので、それらをうまく
活用して、在学中に多くの資格を取ってほしいと思います。

by みなと


明日(10/8)は国民の祝日(体育の日)で学校はお休みです。
次のブログの更新は10月9日(火)です。 お楽しみに!!