せんせのブログ

【卒業生取材】実験好きだから続けられる分析職~㈱神戸製鋼所 茨木工場~

2025.06.24

今日は、卒業生の活躍する様子を取材しに行ってきました。
伺ったのは、株式会社神戸製鋼所 茨木工場です。
ブランド名の「KOBELCO(コベルコ)」でも有名な企業です。
日本でも大手の鉄鋼メーカーで、素材・機械・電力の部門を柱として経営されています。

こちらの関連企業で働く卒業生は非常に多く、事業所によっては在籍する技術者の
2割~3割を本校卒業生が占めています。
今回伺った茨木工場では、金属と金属とをくっつける「溶接」に関わる部材を製造され、
その成分を分析する現場に本校卒業生が数名働いています。

取材に応じてくれたのは、9年前の卒業生で本校34期卒のF君です。
学生当時から変わらず爽やかな雰囲気を持つ、今では立派な分析技術者です。
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まずは、会議室でインタビューをしました。
今の仕事のやりがいについて答えてくれました。
「溶接技術は、大きな橋やビルのような建造物や船だけでなく、机などにも使われています。
 金属と金属とをつなげる際に使うものですが、その用途に応じて、溶接する素材の成分が
 異なります。それを1つずつ分析して、安心して使っていただけるかを評価しています。
 この評価を間違えれば、大きな事故につながるので、その責任を感じますが、
 これがやりがいにもなっています。」

インタビューには、上司にあたるT様(写真左)にも同席いただきました。
本校卒業生を評価いただくとともに、分析の基礎技術を持っていることにも評価いただきました。
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そして、上の写真で右端に座っているのが、この3月に卒業したS君です。
下の写真では右側です。
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入社して3カ月。まだまだ覚えることばかりだと思いますが、
当時のS君の担任としては、元気な姿を見て安堵もしました。

さて、F君にさらにインタビューを続けました。
「なぜ、高校を卒業して専門学校を選択したのか?」と聞くと、
「好きなことを勉強したり、仕事にしないと、自分の性格的に続かないと思ったからです。
 高校を卒業してすぐは進路を迷っていました。その時、日本分析化学専門学校を知り、
 オープンキャンパスに参加して、好きな実験がたくさんできる学校だと思いました。
 そして先生も親しみやすそうだなというのが、学校を選んだ理由です。」

その時の選択から10年以上が過ぎていますが、好きな実験を仕事にしているF君の話す姿は
とてもにこやかで、充実している様子がうかがえました。

今回取材したF君の様子は他の卒業生の様子と合わせて発信できればと考えています。

最後に、忙しい中にも関わらず、快く取材に応じていただきました
F君をはじめ、関係者の皆様にお礼を申し上げます。
ありがとうございました。

By ぽてと

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