せんせのブログ
オランダ館から招待!~大阪・関西万博~
2025.06.23
6月22日(日)、大阪・関西万博へ学生と共に行ってきました!
何と万博でも人気のパビリオンの一つ『オランダ館』より本校学生が招待を受けたのです!
下の写真は、見学後にパビリオンの前で撮影した集合写真です。
「なぜオランダ館から本校学生に招待状が届いたの?」と疑問に思われるかもしれません。
実は、分析化学とオランダは江戸時代から密接な関係があり、オランダなしには分析化学を語れないのです。
下の写真は、オランダ館内に誘導されていく前の写真です。
ワクワクが抑えられない様子(笑)
オランダと日本の交流は、西暦1600年にヤン・ヨーステンの乗っていたリーフデ号が大分県に漂着したことから始まります。江戸時代の鎖国の際も、オランドとの交易を続けてきた日本ではオランダからの情報というのが非常に貴重であり、影響を受けたことは想像しやすいと思います。
そこで、この分析や化学の技術も日本に伝来してきたのです。
そのような交流が続き、分析化学を教える日本で初めての公営の学校である
舎密局(セイミキョク)が明治2年に大阪で開校される際には、
オランダ人のハラタマ博士が教師とした多くの日本人に化学教育をしたのです。
舎密局は、本校から10分程度歩くと、大阪城の近くにその跡地があります。
本校の玄関には、ハラタマ先生の像が設置されています。来校された際にはご覧ください。
現在、そのようなオランダと日本をつなぐ団体が「日蘭協会」です。
ここの会員にもなっている本校とのつながりから、今回の学生を招待いただく流れになりました。
さて、館内に入ると、丸いボールを1個ずつ手渡されました。
これを鏡に近づけると、ボワーンと光ってエネルギーが注入されます。
今回のオランダ館のテーマは、
『共に分かち合い、新しい価値を生み出すこと「コモングラウンド」』となっています。
簡単にいうと、環境やエネルギーに関して最新の技術や取り組みを学ぶことができます。
と同時に、オランダがなぜこのような環境問題や、持続可能な社会の実現に向けて取り組んでこられたのか、
国の成り立ちと共に学ぶことができるようになっています。
難しそうなテーマですが、展示は綺麗で幻想的でした。
オーブと呼ばれる丸い玉は、いろいろなタイミングで色が変化していきます。
下の写真では、学生みんな上を向いています。
天井に球体の大きなスクリーンが設置されており、迫力ある映像と共に、
現代の環境問題を学び、感じる空間となっています。
そして、オランダと言えば「ミッフィー」ということで、
ところどころにミッフィーちゃんが!
最後の売店では、ミッフィーグッズやオランダのお菓子なども販売されており、
館を出るまで楽しませていただきました!
オランダ館の皆様、
お忙しい中、ご招待いただきありがとうございました。
学生も教職員もみんな楽しんで、驚かされ、考えさせられた貴重な時間となりました。
この経験を日々の学びの中でも活かしていきます。
改めて、お礼申し上げます。
ありがとうございました!
※ この他、大阪・関西万博では、吉本興業様との連携で、
「よしもとwaraii myraii 館」で配布されている香り付きのカードの
『香りの選定』で学生が関わっています。
様子はコチラのブログからご覧ください。
By ぽてと