せんせのブログ

【土・日開講「化学分析学科」】基礎力から実務実践力へ!卒業研究

2023.09.25

2年生は後期からの授業に入るとこれまでの集大成として卒業研究に取り組みます。
卒業研究はチームで取り組みますが、定員数20名の化学分析学科では、少人数制なので
班員の協力が必要不可欠です。このため、それぞれ役割を分担して実験を行っています。

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こちらの班は、古くから糸や布の染色に用いられる「藍」に着目し、
抗酸化作用を調べる実験を行っています。
念入りに下調べをして実験に挑んでいる様子が見られました。

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卒業研究の担当教員(写真左)は、本校の卒業生でもあるH先生です。
H先生は、医薬部外品の申請に必要なデータについて検討できるようになりたい
と考えて入学されました。卒業後は、品質管理のために各種試験や化粧品の処方開発を行う
企業の代表を務められています。
このようにチームワークに必要な実務実践力を培いながら、個々のスキルアップも図れる
卒業研究を行っている「化学分析学科」について紹介します!

本校には、平日に通学できない方を対象とした土曜・日曜開講の「化学分析学科」があり、
技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、勤務先や自ら経営する
企業の事業拡大に必要な国家資格の取得など様々な入学目的を持った学生が在学しています。
このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、化学分析学科では総合的に学ぶことができます。

また、土曜・日曜の通学で、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
国家資格を含む4つの資格(毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者・
環境管理士(2級))も卒業と同時に全員が取得することができます。

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コチラの班は、過去に行った卒業研究からヒントを得て、チョークと同じ成分からできている
貝殻を利用して富栄養化の要因であるリンや窒素の除去ができないかを研究テーマにしています。
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いずれの班もまだまだ試行錯誤を繰り返している段階ですが、
写真の学生たちを見ても分かるように、興味あることに取り組む学生たちは、
とても楽しそうに、そして充実した表情で卒業研究に取り組んでいます。

学生たちは過去の卒業論文、一般公開されている学術論文や技術報告などを参考にし、
担当教員と議論し、班員と知恵を出し合いながら、それぞれの分担に責任を持って、
実験を進めています。基礎から応用、そして卒業研究で実践力を着実に身につけていています。

2年生のみなさん、卒業まで残り数カ月の学校生活となりましたが、
本校で学んだ技術力と実務実践力を磨いて社会に役立てるようにしましょう!
我々教員もしっかりとサポートしていきます!

byあららん