日本分析化学専門学校

本日は「企業紹介講座」を実施しました。
企業紹介講座とは、本校の卒業生が在籍しているなど、本校とのつながりが深い企業の採用担当者様に、業務内容や求める人物像についてご講演いただく、重要な学校行事です。

ご講演いただく企業は医薬品、食品、環境、材料など異なる分野の６社で、中には卒業生が20名以上も在籍している企業もあります。
６つの異なる分野の企業の採用担当者から化学系技術職の就職に特化して話を聞ける機会は普通ありませんから、これから就職活動を本格化させる１年生にとって、様々な分野の企業の生の声を聞ける貴重な機会です。

コロナ禍が続いているため、オンラインでご講演いただいた企業と来校されてご講演いただいた企業がありましたが、どちらの時も学生たちは企業の方々の話を真剣に聞き、積極的に質問していました。


企業紹介講座の開催に先立ち、最初に校長から「目指すべき人物像と今すべきこと」についてお話がありました。


就職内定に至るには、その会社にどうしても入りたいという気持ちがなければならない。その強い気持ちは、多くの会社に直接触れることで自分なりの物差しを作らなければ芽生えてこない。
多くの会社に触れることで、自分の物差しができ入りたい会社が見つかり、それによって入りたいという気持ちが湧く。その気持ちがあるからこそ、採用試験で入りたいという熱意を伝えることができ、その熱意が会社に伝わることで、戦力として育てたい・一緒に戦いたい人材として認めてもらえて採用に至る。といった就職活動を進める上で大切な心構えとプロセスをお話しいただきました。


続いてご講演いただいた企業の方からは、事業内容や業務において本校で学んでいる分析化学の知識や技術がどのように活かされるのか、さらにはどのような人材を求めているのかといったことを説明していただきました。
特に求める人物像では、どの企業の方も異口同音に「コミュニケーション能力、素直さ、積極性」が大切であることを話しておられました。












また、中には卒業生が来校してくださった企業もあり、卒業生という立場から仕事のやりがいや学生の時にやっていて良かったことなどをお話しくださいました。

第32期卒業のSさんです。
社会人として立派に成長されて、やりがいを持って仕事に励んでおられることが分かり、私もうれしかったです。

ご講演後の質疑応答の時間には、学生たちが知りたいと思ったことを率直に質問していました。


学生からの質問は、１日の流れといった業務に関わることから、保有しておられる分析機器や行っておられる分析方法といった技術的なことまで多岐に亘りましたが、企業の方々は１つ１つ丁寧に答えてくださいました。


企業紹介講座を終えた学生たちは、この１日を有意義に過ごし、得るものも多かったようです。そのような学生の声をお聞きください。


学生の皆さん、企業紹介講座を受けて、様々な分野の企業に直接触れ、それぞれなりに気づきがあったと思います。
その気づきを大切にして、これから本格化する就職活動では早めに、積極的に行動して、なりたい自分になるために、１歩１歩確実に進んでいきましょう。
そのために、私たち教員も全力でサポートしていきます。

最後になりましたが、コロナ禍の中、貴重なご講演をしていただきました６社の企業の方々に厚く御礼を申し上げます。

by みなと