40年の歴史とつながり～創立40周年記念式典～｜せんせのブログ

40年の歴史とつながり～創立40周年記念式典～

2022.11.12

本校は、先月10月1日に創立40周年を迎えました。
その時には卒業生や在校生、保護者などの学校関係者を招いて校内で記念式典を実施しました。
一方で、普段からお世話になっている高校の先生方、就職先企業様をお招きすることができていなかったため、改めて今回、11月11日に創立40周年記念式典と講演会を実施しました。

前回、10月1日の記念式典の様子は、コチラからご覧ください。
▼奇跡の出会いで創立40周年！
とてもいい天気に恵まれ、平日のお忙しい中にも関わらず、多数の方々にお越しいただきました。

式は第一部の記念式典と、第二部の記念講演に分けて行いました。
記念式典では、ご来賓からのご祝辞をいただきました。
まずは専修学校関係として、全国専修学校各種学校総連合会福田会長よりご挨拶をいただきました。
福田様は、学校法人福田学園の理事長で本校からも近い場所に学校もあるため、これまでも何かとお世話になっていました。
先代からのお付き合いということで、昔のエピソードも交えご挨拶をいただきました。

続いて、就職先企業のご代表としてシオノギファーマ株式会社の上席執行役員・信頼性保証本部長の笠井様からもご祝辞をいただきました。分析化学の知識と技術を持った人材をこれからも求めていることと、そのような人材を他方面の業界に輩出している本校に対して励ましのお言葉もいただきました。

この他にも、就職先企業や高校や関連の各団体からいただいていたたくさんの祝電を披露いたしました。
また、このブログの最初の写真にあるようにお祝いのお花をいただいたり、別途お祝いの言葉を多くの方々から頂戴いたしました。

そして、第二部の記念講演では、講師の先生をお招きして約１時間のご講演をいただきました。
講師は、左巻健男先生です。
東京大学などで教鞭をとりながら、中学校理科教科書の編集委員や化学系図書の執筆活動を精力的にされておられます。
最近では「世界史は化学でできている」という書籍をはじめ、発行されている書籍はなんと300冊を超えておられるとのこと！この他にも「理科の探検（りかたん）」の編集長もされておられます。
ご自身の理科教育に目覚めた経緯から、化学の歴史を楽しくお話いただきました。

続けて本校理事長が「化学東方見聞録・オランダ編」として講演を行いました。
理事長がこれまで各地に足を運びながら、化学が日本に入ってきた歴史を調べてきたことを短時間にまとめてお話されました。

こうして化学に関わる本校ならではの講演が終わりました。そして、式も最後のプログラム、校歌独唱となりました。
校歌を作曲いただいたピアニストの村尾亜計実様に生演奏をいただき、本校学生で生命バイオ分析学科(現生命化学分析学科)２年生の中尾さんが独唱しました。
きれいな歌声が教室いっぱいに広がりました。

実際の独唱の様子はこちらの動画をご覧ください。

式典後の中尾さん（左）とピアニストの村尾様（右）です。

こうして2時間30分の記念式典はあっという間に時間が過ぎ、最後の校長挨拶でお開きとなりました。
校長からは、改めてこれまでの一つ一つの出会いがあったからこそ、日本で唯一の化学と名の付く学校として40年を迎えることができたこと。そして、ここで学ぶ学生たちと向き合いながら分析化学の知識と技術を教え、これまでに4,169名の卒業生を送り出してこれたことを振り返り、改めて感謝の言葉を述べておられました。