せんせのブログ

【土・日開講「化学分析学科」】~学んだことを活かそう、卒業研究①~

2022.05.29

本日の化学分析学科の2年生は、いよいよ2年間の集大成となる卒業研究の準備に取りかかりました。
卒業研究とは、これまで習得してきた知識や技術を生かし、
研究計画の立案から実験、そして成果の発表に至るまで学生が主体となって行います。

成果を発表する機会として、毎年2月に卒業研究発表会を行っています
(昨年度の卒業研究発表会の様子はコチラからご覧ください)。

入学してくる化学分析学科の学生さんの多くが化学初心者であり、実験の経験がないという方も少なくありません。
そこで、実験においても基礎から応用、実践へとステップアップできるカリキュラムとなっております。
1年生で行う基礎化学実験では器具の扱い方や基本的な実験操作など分析技術の基礎を学び、
1年生後期から2年生の前期にかけて行う応用分析化学実験では、
化粧品や食品、環境や材料など様々な材料を用いて実験を行い、応用力を身につけます。そしてこの集大成が卒業研究となります。

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それぞれが考えたテーマについて熱意を込めて発表する姿も見られました。
「効果の評価方法は?」、「数値化するためにはどのような実験方法で?」など
実験の目的や実験の進め方について様々な意見が飛び交い白熱しました。

それでは、卒業研究に取り組む2年生が所属する「化学分析学科」についてご紹介します!
この学科に所属する学生は年齢層が幅広く、経歴もさまざまなため、技術職への就職や転職、
現職でのキャリアアップ、自ら経営する企業の事業拡大など多種多様な入学目的を持っています。
このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するために化学分析学科は1学年あたりの定員数を20名としています。
本校には平日に通学できない方を対象に、土曜と日曜だけの通学で平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
国家資格を含む4つの資格(毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者・環境管理士(2級))も
卒業と同時に全員が取得することができます。


本校の卒業研究は、チームで行うため、班員同士が様々な考えを出し合って実験を進めていきます。

毎週、愛知県から通学されているAさんの入学目的は、ご自身でオーガニック化粧品の製造、
販売に必要な資格を取得することです。
卒業研究も頑張ってくださいね!

卒業研究はこれまで学んできたことを復習するとともに実践力を養う機会でもあります。
卒業研究は始まったばかりですが、貴重な時間を有意義に過ごして最後は笑顔で成し遂げられるよう、我々教員もサポートしていきます!

by あららん