せんせのブログ

来年に向けて、分析機器をメンテナンス!

2021.12.22

冬休みに入り、がらんとした実験室ですが、
1年間頑張ってくれた様々な分析機器に感謝の意を込めて、
教員でメンテナンスを行いました。

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こちらは、原子吸光光度計です。
溶液に溶けている金属の濃度を測定することができます。
環境分析や食品分析などで利用されている機器です。
測定する試料を吹き付ける部分をサブロー先生が洗浄しています。

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こちらでは、FT-IRという分析器をきゃっさば先生がメンテナンスをしていました。
この機器は、試料に含まれている成分がどのような構造なのか、
どのような化学的な特徴を持っているのかを調べることができます。

主に有機物を調べることに用いられ、プラスチックフィルムなどの材料分野や
医薬品などこちらも幅広い場面で用いられています。

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こちらは、ロータリーエバポレーターの洗浄です。

サブロー先生が説明した通り、試料の濃度濃縮をして、分析しやすくする前処理を行う機器です。

本校にある様々な機器のうち1部を紹介しましたが、
それらの機器が、実際に幅広い分野の分析現場で使用されているものです。
本校では、1年生のうちにそれらの機器の原理を学び、
実際に触れることで、扱い方を身に付けていきます。

そして2年生になって、卒業研究などで実際に使用していきます。
この2年間を経ることで、分析技術を身に付け、企業様から戦力として期待されて
採用いただいています。

この1年間、卒業研究を始めとする多くの実験に活躍してくれた分析機器たちです。
我々がしっかりとメンテナンスをしましたので、来年に向けて準備は完了です。
学生の皆さん、また年明けからしっかりと技術を磨いていきましょう!!

by ましおか