せんせのブログ

師走(12月)は実験にいそしむ月!?

2020.12.04

そろそろ日差しがないと寒い時期になってきました。
朝、実験室の鍵を明けてみると、実験台の上で、ビーカーの水が凍っていました。
DSC_0569.JPG
いやいやちょっと待って。。。
いくら何でも、大阪の屋内が零下になることなんか滅多にありません。

そして、こんな凍り方はなかなか起こりませんよね?
(私の故郷では、早朝の窓の霜がこんな感じにはなりますが...)
これ、凍っているように見えますが、
理由があって、ちょっとお試しでやってみた実験です。

寒い冬ではありますが、本校の実験棟はどこ吹く風。
本校は、実験がしたくて仕方ない学生の集まるところです。
三密を避けるために、常に換気をしていますが、その程度で学生の熱意はゆるぎません。
今週も集中して、でも楽しく実験していました。
特に2年生は卒業研究も大詰めの時期。
いつも以上に熱が入っています!

この時期の本校は、学生の必修実験以外にも、様々な実験が行われています。

例えば昨日は、今年度第2回の道頓堀川水質調査の最終日。
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この調査は、環境委員会並びに興味のあるメンバーが、自主的に実施しています。
ちなみに今年で18年目!
今までのデータはこちらです。

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平日の昼間は、学生も教員も授業と必修の実験で手一杯。
そのため、サンプル採取や実験をするのは土日と放課後になります。
実は計画を立てるのも、指示を出すのも、手を動かすのも全部学生です。
安全管理のために教員が付き添いますが、基本は見守るだけ。
好きこそものの上手なれで、楽しみながら実験の腕前も上がるので一石二鳥ですね!

また、「化学実験は楽しい」事を広めるために、高校生向け、
または学校の先生向けの実験会も毎年実施しています。
実は今週の土曜日が、高校生向けの実験会の第2回!
その中で行う実験の予備実験が、このブログの1枚目の写真でした。
いつも以上に新型コロナウイルス感染対策には気を使いつつ、
興味深い実験を用意して参加者をお待ちしています!

今月はいつも以上に実験があふれる月になります。
体調管理や新型コロナ、そしてインフルエンザなどに気をつけつつ、
化学実験の楽しさや醍醐味を内外に広めていけるよう、
教職員一同、年末まで走り抜けます!

by ゆきだるま