せんせのブログ
【土・日開講「化学分析学科」】国家資格の取得に向けて技術を磨く!
2020.08.23
分析化学応用学科(2021年度より化学分析学科へ名称変更予定)の1年生は、
日々の実験を通して、国家資格「化学分析技能士」の取得に向けて、
技術を磨いています。
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これまでに修得した滴定という実験操作を駆使し、
今回は国家資格の実技試験課題の1つにもなる
アルカリ成分を測る方法に挑戦しています!!
技術力を証明する唯一の国家資格である「技能士」は働く上で必要な技能の修得レベルを検定する制度で、
労働者の技能修得意欲の増進と、技能修得や職業訓練の成果に対する社会の評価を高めることで
労働者の技能と地位の向上を図ることを目的に実施されています。
実施分野は溶接や造園、菓子製造など130種類もあり、その1つに「化学分析」があります。
また、本校は「化学分析技能士」の大阪の実技試験会場になっており、
実技試験の試験監督は本校の教員も担当するため、
在校生や卒業生にとっては、使い慣れた実験室でよく知った先生の前で受検できるので、
落ち着いて受検できるというメリットがあると言えます。
(昨年度の実技試験の様子はこちらから)
さらに「化学分析技能士」は、今年度から新たに設定した本校の教育の方針と目標を明示した
3つのポリシーで、「全員受験・全員合格」の達成を目指すことを掲げています。
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滴定操作は実技試験の課題ともなるため、これまでの実験でも繰り返し行っています。
そのため、実験を行う手つきは慣れてきて、安心して見ていることができます。
しかし、それぞれの実験項目ごとに正しい分析結果を得るためのコツがあるので、
そのコツを修得するために、学生たちは1つ1つ真剣に取り組んでいます。
このように日々の実験を通して、国家資格取得に向けた準備が着実にできる
「化学分析学科」について、ここでご紹介します。
本校には平日に通学できない方対象の土曜日・日曜日開講の「化学分析学科」があり、
技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、
勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得などの
様々な入学目的を持った学生が在学しています。
このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、
化学分析学科は1学年あたりの定員を20名とする少数精鋭で開講しています。
また、土曜日・日曜日の通学で、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
国家資格を含む4つの資格(毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・
化粧品総括製造販売責任者・環境管理士(2級))も卒業と同時に全員が取得できます。
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時には学生たち同士、操作方法やコツを確認しあいながら、実験を進めています。
入学目的は様々でも、週末を活用して、目的を叶えようとする思いは同じなので、
クラスには連帯感が生まれ、学生たちは協力し合いながら、実験を行っています。
実験を終えた学生に感想を聞くと
『今回の実験は誤差が出やすい実験と事前の説明で聞いていたので、
1つ1つの操作やコツをいつも以上に確認しながら、行いました。
次年度受ける国家資格の試験では是非、合格したいです。』
『今回の実験は赤・紫・黄・オレンジ・無色と色変化があって楽しかったです。
これからも楽しみながら、しっかり技術を修得していきたいです。』
と話してくれました。
それぞれの入学目的を叶えるために、これからもクラスの連帯感を大切にして、
技術を磨き、知識を吸収していきましょう。
そして、次年度の国家資格の試験では、全員で合格を目指しましょうね!!
by みなと


