様々な目的を持って入学してきた分析化学応用学科の2年生も、あと8ヶ月で卒業です。
本日は卒業アルバムに載せる「卒業研究班の集合写真」と「個人写真」の撮影に臨みました。


卒業研究班の集合写真の撮影風景です。分析化学者のユニフォーム、白衣姿で記念の1枚
です。

分析化学応用学科では、これまで学んできた技術や知識を復習し、さらには実務能力を養う
目的で卒業研究を行います。
この卒業研究はチームで行い、学生たちは計画立案から成果発表・論文作成まで、主体的に
取り組んでいきます。
つまり、この集合写真は、これから本格的に取り組んでいく卒業研究を共に行うチームの
記念の1枚と言えるのです。


このように卒業研究を通して、チームワークや実務能力を養うことができる分析化学応用
学科について紹介します。

本校には、平日に通学できない方を対象とした土曜日・日曜日開講の「分析化学応用学科」
があります。週末を活用することで、平日の学科と同様に２年間で卒業することができ、
毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の国家資格も
卒業と同時に全員が取得することができます。

本学科に在籍する学生の入学目的は、例えば、技術職への就職や転職、現職でのキャリア
アップやスキルアップ、勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得
など多彩です。そして、多種多様な目的に対応するため、1学年あたりの定員を20名
として、少数精鋭で開講しています。



こちらは個人写真の撮影風景です。写真屋さんの「笑顔で！」の声に、まだまだ笑顔が
固いMくんです。
Mくんは調理師免許を取り、現在は飲食店で働いています。その中で接する洗剤などの
成分を見るうちに化学への興味が生まれ、化学分野への就職を目的に入学した学生です。

分析化学応用学科は週末のみの通学で良いので、平日に働きながら、学ぶことができます。
この特徴を活かして、平日働くことで学費を自分で工面しながら学んでいる学生も大勢
います。



この写真に写るSさんは現職で分析業務を行っていますが、より一層技術力を高めたい
との思いから、スキルアップを目指して、名古屋から通ってきている学生です。

授業や実験は週末だけ行われるため、週末のみ大阪に来れば良いので、大阪に引っ越すこと
なく、遠距離の自宅から通学することも可能です。



満面の笑みで撮影に臨んでいるUさんは化粧品に関連する会社の経営者で、事業の維持・
拡大に必要な化粧品の製造や販売に関する国家資格を取得する目的で入学した学生です。

分析化学応用学科では、2年間の課程を卒業すると、上に述べたように化粧品の製造・販売
を行うために必須の国家資格を無試験で取得することができます。


このように分析化学応用学科の学生の入学目的は様々ですが、何か叶えた目的を持って、
入学してきたところは同じです。
本日撮影した写真が掲載された卒業アルバムを手にする卒業式当日、皆さんが目的を
叶えて、達成感に満ち溢れた笑顔であることを心から願っています。

by みなと