臨床分析コースカリキュラム

実験事例

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擬似尿に含まれるタンパク質の量を分析しよう!

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病院や学校などで行う健康診断では、尿検査がつきもの。 そのタンパク質や糖などの成分の分析をしているのは、病院や検査センターに勤める分析化学者です。 この実験では、擬似尿(尿に似せた液体)に含まれるタンパク質の量を、分析します。

1試験紙を使った簡易測定

疑似尿にタンパク質検出用の試験紙を浸し、含まれる量を簡易的に測定します。

2比較用の標準溶液の調製

タンパク質濃度を段階的に変化させた溶液(標準溶液)を調製し、タンパク質と結合する色素を添加します。

3標準溶液の吸光度測定

青色が濃いほど多くのタンパク質が含まれていることになりますが、吸光光度計でその値を測定します。

4擬似尿の吸光度測定

擬似尿にも色素を添加し、吸光度を測定します。

結果

実験データをグラフ化し、標準溶液と擬似尿のデータを比較することで、擬似尿に含まれるタンパク質の量を算出します。 臨床検査では欠かせない、尿に含まれるタンパク質量の測定技術が身に付きました。

授業・実験科目

基礎科目(全コース共通)

  • 基礎化学
  • 生物化学
  • 基礎化学実験
  • 機器分析化学実験
  • 定量分析実験

など

専門科目

  • 臨床検査法 
  • 医療・機能高分子
  • 薬理学
  • 生物代謝学
  • 放射線工学
  • 臨床検査実験

など