せんせのブログ

卒業研究が本格的にスタート!

2018.09.11

後期の授業が昨日から始まり、今日は後期の2日目。
学生たちにとっては、約40日の夏期休暇が明けて
久しぶりの授業や実験が始まっています。
学生が自身のペースを取り戻せているかなと心配していましたが、
授業を受ける学生の姿を見ると、2日目にしてその心配は無用のようでした。

その中、私ぽてとは、後期初回の実験を担当しました。
担当しているのは、生命バイオ分析学科と健康化学分析学科の
2年生の卒業研究です。

卒業研究は、2年間の集大成です。学生たちはこれまでに身に付けた
知識、技術を活用して、自分たちで考えた研究テーマにグループで取り組みます。
各グループには指導担当の講師が付きますが、実験方法や試薬の抽出、
実験計画などをみんなで考えながら行います。
既に、グループ分けは前期の間に行っており、少しずつ話し合いを行い、
後期からの実験計画も練ってきました。
つまり後は「実験をして結果を出すだけ!」の状態で
後期がスタートしたのです。

昨日のブログでも、2年生の資源分析化学科と有機テクノロジー学科の
卒業研究の初回の様子をお伝えしましたが、
初回ということで、まずは卒業研究の全体的な進め方について
説明を行いました。
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卒業研究の最後は、データをまとめて卒業研究発表会で
発表します。今年度は、5ヶ月後の2月に予定しています。
下の写真は、昨年度の発表の様子です。
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学生たちはスケジュールを見て、何をいつまでに
しなければいけないのかを改めて確認していました。
※昨年度の卒業研究発表会は、コチラのブログからご覧ください。

とは言っても、やはり白衣を着たいと思うのが本校の学生 (^_^)
午後からは実験室に移動して、実験を始めました。
こちらの写真は、私から学生に微生物を培養する際の注意点や
クリーンベンチという装置の使い方を教えているところです。
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クリーンベンチとは、写真の左側に見える装置で、
簡単に言うと、無菌の状態で作業ができる実験台です。
このグループでは、納豆菌や虫歯菌を使った卒業研究を行います。
微生物を扱う際にこのクリーンベンチは欠かせないため、
学生たちは真剣にメモを取りながら説明を聞いていました。

今月中に予備実験を行い、10月頃からデータを取り始める計画です。
見えない生き物を相手に実験を行うので、その時の条件や
実験方法をきっちりと固めておくことが、
良い結果を得る上で大事になります。
次回の卒業研究には、早速、納豆を買ってきて実験を行う予定だそうです。

この他にも、今年度はシイタケ、DNA、化粧品など
いろいろな素材を使った卒業研究を行います。
本格的に始まったばかりの卒業研究ですが、
その様子はこのブログでもお伝えしていきます。

2月の卒業研究発表会まで限られた時間の中ですが、学生のみなさん
1つでも多く、納得のいく結果を求めて卒業研究を進めて行きましょう!

By ぽてと