せんせのブログ
【土・日開講「分析化学応用学科」】化学分析だけじゃない! 本格的なバイオテクノロジーの実験に挑戦!!
2018.06.10
分析化学応用学科では、バイオ分野への就職・転職を叶えたい学生さんのために、
バイオテクノロジーの実験や授業も行っています。
そのため、分析化学応用学科の2年生は本日、本格的なバイオテクノロジーの実験に
取り組みました。![]()
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こちらの写真はホウレン草からDNAを抽出したところです。2層に分かれた液層の
上層にDNAが抽出されています。
このように、化学分析だけではなくて、バイオテクノロジーの知識と技術も学べる
「分析化学応用学科」とは、どんな学科なのでしょうか。
本校には、平日に通学できない方を対象とした土曜日・日曜日開講の「分析化学応用学科」
があり、技術職への就職や転職、現職でのキャリアアップやスキルアップ、勤務先や
自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格の取得などの様々な入学目的を持った
学生が在学しています。
さらに、それぞれの学生が学びたい分野も様々であるため、分析化学応用学科では、
環境・金属材料・医薬品・化粧品・食品・バイオ・有機材料などの幅広い分野の知識と
技術を総合的に学べるカリキュラムとなっています。
このように多彩な入学目的を持つ学生に対応するため、分析化学応用学科は、1学年
あたりの定員を20名とする少数精鋭で開講しています。
また、土曜日・日曜日の通学で、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者の国家資格
も卒業と同時に全員が取得することができます。
DNAの抽出操作の中では、マイクロピペットなどのバイオテクノロジーの実験で
よく用いられる器具も実際に使って、操作方法を修得していきました。![]()
初めは使い方に戸惑ったマイクロピペットも、何度も操作するうちに、慣れてきました。
本日は、DNAの抽出だけではなく、次回の実験のための準備も行いました。![]()
こちらは抽出したDNAの大きさを測定する実験のために作製したアガロースゲルの板を
保管しているところです。慎重に作業していますね。![]()
クリーンベンチと呼ばれる無菌操作を行うための設備を用いて、細菌学的検査で用いる
寒天培地を準備しています。
このように、本校にはバイオテクノロジーの実験に不可欠な設備や器具も揃っているので、
本格的なバイオテクノロジーの実験が可能です。
そして、分析化学応用学科では、これら設備や器具を用いた本格的な実験も行いますので、
化学分析だけはなく、バイオテクノロジーの技術も修得することができます。
学生たちからは
『1年生のバイオテクノロジー総論という授業でバイオテクノロジーの実験について
学んだ時から、このような実験もしてみたいなと思っていたので、実際にすることが
できて、うれしいです。』
『医薬品か食品の分野で就職したいと考えているので、バイオテクノロジーの技術は
仕事でも必要となると思います。今回、実験を行ったことで、就職活動のアピール
材料が増えましたので、より一層自信を持って、就職活動に臨みたいです。』
『現在準備を進めている卒業研究でも、細菌学的検査を取り入れたいと考えているので、
本日学んだ技術をしっかり復習して、卒業研究で活かしていきたいです。』
といったコメントが聞かれました。
次回の実験では、さらにバイオテクノロジーの実験技術を深めていきますので、しっかり
修得して、幅広い分野で活躍できるマルチな分析化学者へと成長していってくださいね。
by みなと


