せんせのブログ

【土・日開講「分析化学応用学科」】成功の喜びとともに、就職・転職につながる基礎技術を磨こう!

2017.10.07

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うれしそうに、赤い沈澱ができた試験管を見せてくれました。これは、分析化学応用学科
1年生が本日取り組んだ定性・定量分析実験での1コマです。


上の写真の学生が在籍する「分析化学応用学科」は平日に通学できない方を対象とした
土曜日・日曜日開講の学科です。週末を活用することで、平日の学科と同様に2年間で
卒業することができ、毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造
販売責任者の国家資格も卒業と同時に全員が取得することができます。

この学科に在籍する学生の入学目的は、例えば、技術職への就職や転職、現職での
キャリアアップやスキルアップ、勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家資格
の取得など多彩です。そして、多種多様な目的に対応するため、1学年あたりの定員を
20名として、少数精鋭で開講しています。


定性・定量分析実験では、物質の化学的性質を用いて手作業で「何が」あるかを調べる
実験(定性分析実験)や「どれだけ」あるかを調べる実験(定量分析実験)を通して、
化学分析の基礎的な技術を学びます。
本日は、金属それぞれが持つ性質を利用して、どんな金属が含まれているか分からない
試料の中から、含まれている金属を見つけ出す定性分析実験で、ニッケル・コバルト・
マンガン・亜鉛を扱いました。

上の写真は、赤い沈澱ができて、ニッケルの確認に成功した喜びの一枚でした。

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こちらはコバルトの確認に成功したところです。鮮やかなコバルトブルーです!

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赤紫色のこちらは、マンガンの確認です。成功すると、うれしいものです。

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本日最後の確認は亜鉛でした。白く濁って、成功です。安堵と喜びの笑顔です。

定性・定量分析実験では、このような成功体験による喜びと、色が変化する楽しさを
感じつつ、基礎的な操作を何度も繰り返すことで、基礎技術を磨いていきます。

そして、このようにして1年生のうちに基礎技術をしっかりと固めることが就職・転職
活動を有利にしてくれます。
基礎技術を固めていることは、環境・材料・食品・医薬品・化粧品・化成品・臨床検査
など様々な分野への就職を可能にしてくれます。
特に、本校に求人をくださる企業様は、基礎技術がしっかりと修得できていることを評価
していただき、採用してくださっています。

さらに、分析化学応用学科は土日のみの通学なので、平日は働くことができます。
そのため、1年生で修得した基礎技術を活かして、2年生から派遣社員や契約社員として
分析職の現場で働くことも可能です。
実際に、これまでの卒業生の中には、分析の現場での実務経験が高く評価されて内定に
至った例や、契約社員としての働きが評価されて正社員として採用された例もあります。

他にも、平日働けるため、入社前に内定した企業からアルバイトのお誘いをいただき、
いち早く現場に慣れることができた例もあります。

このように、1年生のうちに基礎技術をしっかり修得することで、将来の道が切り開かれて
いくのです。


今回ご紹介したのは、就職・転職に向けた分析化学応用学科の特徴の一部で、この他にも
様々な特徴があります。学生たちは、分析化学応用学科の特徴を活かし、それぞれの入学
目的の実現に向けて歩んでいます。
これからも、歩みを続ける学生たちの様子をご紹介していきますので、お楽しみに!

by みなと