生物分析コースカリキュラム

実験事例

PICK UP!

植物の設計図(遺伝子)を解祈する!

遺伝子とは生命の設計図のようなものであり、私たちヒトはもちろん、植物体などの細胞の奥の奥にしまい込まれています。 植物を粉砕して遺伝子を抽出し、 微量な遺伝子を増やす実験をします。

1サンプルの粉砕

凍結しておいたサンプルを乳鉢に入れすりつぶし粉状にします。

2遺伝子(DNA) 抽出

DNA抽出用バッファーを添加し、酵素処理を行います。さらにフェノール抽出、エタノール沈殿、遠心分離などを行い、DNAを抽出します。

3DNA増幅(PCR法)

微量のDNAサンプルから特定のDNA断片を短時間に大量に増幅することができるPCR法(Polymerase Chain Reaction:ポリメラーゼ連鎖反応法)を用い、抽出したDNAから目的のDNA断片を増幅させます。

4アガロースゲル電気泳動

PCR法で増幅したDNA断片をアガロースゲル電気泳動で確認します。

結果

電気泳動したアガロースゲルを染色すると、DNAが白い線状(=バンド)で、観察されました。この「DNAのバンドが見えた」ということは、「DNA量が増えた」ということになり、実験が成功したといえます。ここで増やしたDMAを用いて、食品や微生物の遺伝子検査もできるようになります。

授業・実験科目

基礎科目(全コース共通)

  • 基礎化学
  • 生物化学
  • 基礎化学実験
  • 機器分析化学実験
  • 定量分析実験

など

専門科目

  • バイオ実験法
  • バイオテクノロジー総論
  • 遺伝子工学
  • 分子生物学
  • 酵素工学
  • バイオ化学実験

など