せんせのブログ
微生物のチカラで抗菌作用!! ~化粧品・かおり分析実験~
2025.09.11
本日は健康化学分析学科の2年生の実験の様子をご紹介します。
健康化学分析学科は、食品やにおい・香り、化粧品に興味がある学生を対象とした学科で、それらの分析技術や知識を修得することができます。主に食品の成分分析、化粧品の成分分析、製品の微生物検査などに関わる分析技術です。
今回は、「化粧品・かおり分析化学実験」の微生物を扱う実験をピックアップしました。
微生物を取り扱う実験では、まずは微生物について学ぶ必要があります。「真核細胞」や「原核細胞」、そこから「大腸菌」、「麴菌」、「乳酸菌」、「酵母」などの生物学的な分類や特性といった仕組みを説明し、実験に必要な機器や試薬などを用意して培養を行います。
微生物を取り扱う上で、大事な実験操作が、他の菌と一緒に混ざらないようにする「無菌操作」です。
この無菌操作はクリーンベンチといった無菌室に手を突っ込んで行う実験です。食品検査、微生物試験、水質調査、培養細胞など多岐に渡って行われる技術であり、学んでおいて損はありません。学生は実験を繰り返し行うことで、操作や微生物の扱いに慣れていきます。
微生物を扱う実験では、培養を行った後、抗菌性試験を行っています。細菌の増殖を抑える性質を持つことを抗菌性といいます。各班で抗菌性があると思われるもの・可能性がありそうなものを各自で持ち寄って抗菌性の有無を調べます。
このように本校では楽しみながら微生物の面白さや身近にある食品を用いて分析技術や知識を修得することができます。
本校に興味を持たれた方はぜひ本校のオープンキャンパス(学校説明会)にお越しください。
これらの実験で修得してきたことは、後期から始まった「卒業研究」で存分に発揮してもらいましょう!
by おりご