せんせのブログ

【土・日開講「化学分析学科」】どんな金属が発見できるか?定性分析実験ガイダンス。

2022.07.25

本校には土曜日、日曜日だけ開講している『化学分析学科』という学科があります。

この学科は平日開講の学科に通学できない社会人や大学生、フリーターや主婦などを主な対象にしており、学生達は就職や転職、今のお仕事でのスキルアップ、資格取得などを目標として学んでいます。
これまでには高校を卒業した後に、自分で働いて学費を賄いながら通学している学生もこれまでに何人もいます。

毎週土日のみの通学ですが、平日通学学科と同様に2年間で卒業でき、取得できる資格も同じです。
また、学年定員20名なので学生ひとり一人に丁寧な指導ができることも特徴です。

卒業と同時に無試験で国家試験を含む4つの資格(毒劇物取扱者責任者・化粧品総括製造販売責任者・化粧品製造業責任技術者・環境管理士(2級))を取得できるため、資格取得を目的とした方の入学も増えています。

今日の1年生は定性分析実験の2回目のガイダンスでした。

定性分析実験では、性質によって金属イオンを6つのグループに大別し、その後さらに細かく分類し何が含まれているか決定していきます。前回までに2グループの金属イオン(第1族、第2族)の分析を学びましたので、今日のガイダンスでは残りの4グループ(第3族から第6族)の分離・分析方法を学んでいきます。

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学生には『塩酸や硫酸をかければ金属はたいてい溶ける』のようなイメージを持っていたものもいましたので、溶液に塩酸を加えたり、アルカリ性にするためにアンモニア水を加えたりすることで沈殿ができたり、またその物質に色が付いていると言うことを不思議に思いながら
ガイダンスを聞いていました。

話は変わりますが、本校では新型コロナウイルス感染症により緊急事態宣言がでてオンライン授業を行っていたころから授業は録画をして後からでも視聴できるようにしていました。
緊急事態宣言も解除され、現在は平日学科ではオンライン配信も録画も実施していませんが、化学分析学科(土日開講)の授業はずっと録画を続けています。Zoomを利用しているため視聴する学生がいなくても配信を行っていました。

本日、公欠で登校しない学生がいたのですが、家から配信を見れる時間があると言うことなので、事後に録画を見るのではなくリアルタイムでオンライン授業を受講してもらいました。

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Zoomの画面ではこのように見えています。スマホの画面で見るのはしんどいと思いますが、PCや大きめのタブレットであれば十分文字も読めますね。

土日の学科に通う学生の多くは普段働いています。土日に仕事かあったり資格取得などで公欠を取った場合、録画の授業を見ることである程度欠席分の授業内容を補うことができるのが、この学科の1つのメリットです。

今日公欠であった学生の場合は、後から録画を見るのではなく、リアルタイムで視聴できたことで『後から見るのではなく、リアルタイムで見られるのはありがたいです』と語っていました。

これからも録画授業などを活用して頑張っていきましょう。

by ドラいちろう