せんせのブログ

化粧品のプロになるねん!

2021.05.18

関西は梅雨入りしましたのでジメジメとしていますね。
ところでジメジメする、と言えば思いつくものがないですか?
そう!カビですね。
(想像していたものが違っていたらゴメンナサイ...)

昨日は1年生の実験を紹介しましたので、今日は2年生の実験をご紹介します。

顕鏡.JPG
学生が顕微鏡で何かを除いていますね。
冒頭でも触れたように、今日は色々な菌類を培養して観察しました。
【昨日のブログは↓↓コチラ↓↓から】
初歩から学ぶ基礎化学実験

シャーレに菌.JPG
本日2年健康化学分析学科がやっていた実験は、化粧品の実験です。

化粧品の実験で、カビとか菌とかを使うの?と思った方!
そもそも化粧品は「肌に栄養を」という謳い文句があるように、種々の栄養が詰まっています。
栄養あるところにカビあり、と言っても過言ではありません。
化粧品にもしっかりカビは生えます。

だから、というわけではありませんが、
染色.jpg
今回の実験では、特定の菌だけが染まる薬品を使って観察した他、
(上の写真は特定の菌だけ青紫色に染めて顕微鏡観察しています)
うまく培養できているか、
培養.jpg
うまく薬品が使えているか、などなどの技術を培う特訓をしています。
この実験を通して微生物の培養や化粧品の分析など、複合的な技術を獲得することが狙いです。

ちなみに、本校では就職活動や仕事に必要な技術となる実験や化学の知識だけでなく、
資格についても積極的に取るように学生に教えています。
その中には卒業する時に自動的に取れる資格がいくつかあり、
化粧品の製造や販売に関する国家資格も有ります!
【↓↓本校で卒業と同時に取れる資格は↓↓コチラから】
取得可能な資格

昨日の1年生と比較すると、器具の取り扱いが『さま』になっています。
じっくり、しっかり1年かけて身に付けた技術を感じ取れました。
クリーンベンチ.JPG

とは言え、身に付けた技術を実際にどのように使うのか、仕事にどうやって活かすのか、はこれからです。
2年生の専門的な実験では時には実験するだけでなく高度な知識や応用力も要求されます。
化学や実験のプロフェッショナルとして仕事するために、しっかり実験の技術や知識を身に付けましょう!

byカトキチ