せんせのブログ

鉄の重量分析に挑戦!

2019.10.24

今日は1年生が定量分析実験を行っていました。

『定量』とは「混合物の中に目的の物質がどれくらい入っているのか、
その目的の物質を取り出し、量を正確にはかる」ことです。
つまり「混合物から目的のものを取り出す」ことと、「量を正確にはかる」
ことを行います。

この班では、鉄の定量分析実験(重量分析)を行っていました。
ある混合物の中から、鉄を取り出し、その重さをはかることが
目的です。重さをはかるために使う入れ物(るつぼ)を、
恒量という状態にするため、ガスバーナーで熱します。
恒量とは、乾燥して変わらない重さになった状態のことを言います。
正確な重さをはかるために必要な作業です。
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「先生、このるつぼばさみ、持ちにくいです・・・」
るつぼをはさむためのるつぼばさみには、置き方や持ち方に
決まりがあり、最初のうちはちょっと難しく感じるようです。
少しずつ慣れてもらうしかないですね(^o^)/

隣では、同時進行で、混合物から鉄を取り出すために、
形成した沈殿のろ過を行っていました。
IMG_0365.JPG

「ろ過の作業は前期の実験で何度もやっているので、大丈夫です」
と、頼もしい言葉!

鉄の定量実験は、恒量を得るために、るつぼを焼いて重さをはかる
をことを繰り返します。また、そのるつぼにろ過した沈殿を入れて、
焼いて重さをはかることを、さらに繰り返します。

作業はシンプルですが、同じ操作を繰り返し行う根気が必要になります。
繰り返し操作の結果、『恒量が取れた!』瞬間は、思わず
ガッツポーズが出ることも。経験を積んだ分析化学者であれば、機械分析
よりも高い精度で、値を出すことが可能になります。

学生たちの様子を見ていると、
自分たちで作業効率を考えて、グループで実験を分担して行うことや
前期で行った操作は、講師が指示をしなくてもできるようになっていることなど、
分析化学者として少しずつ成長していると感じることが多くあります。(^^)

これからも少しずつ技術を身に付けていきましょう!

by かん太郎