せんせのブログ

内定報告!分析のプロ集団へ!

2019.09.27

今日は嬉しい内定報告です。
内定をしたのは、生命バイオ分析学科のNさんです。
Nさんは、お父さんが分析の仕事をされていたこともあり、
自分も分析を仕事としたいと思い、
高校卒業後に一度大学へ進学しました。
しかし、実際に入学しましたが、
実践的な授業や実験が少ないと感じました。
そこで、進路を見直し、分析の技術を身に付けるために
本校へ入学したという経歴を持っています。

下の写真は、内定連絡を受けたあとの写真です。
左側がNさん、右側は担任をしている私ぽてとです。
就職先は、分析を専門とされている一般財団法人で、
これからは最新の分析機器を扱う分析のプロとなるのです。

_20190927_144558.JPG

実際の分析現場を見学をした際には、最新機器がずらりと並んでおり、
その数と種類の多さにびっくりしたようです。
内定先の機関では、半導体からバイオ分野まで、
最先端の分析技術を持って、データの解析や評価を行うだけでなく、
分析方法の研究開発までされています。

内定に至るまでには、ちょっとした苦難もありましたが、
最後まで諦めずに、自分のやりたい仕事を目指して
就職活動に励んできました。
採用いただいた際には、担当者から
「Nさんは、心配性な面もあるようですが、
 逆に我々のような分析を専門としている現場では、
 丁寧に仕事をして、うまく力を発揮してくれる方と感じました。
 人間性も素晴らしく、採用したいと強く感じました。」
と、評価をいただきました。

Nさんは、大学の途中から本校へ進学してきた経緯もあり、
入学後も分析の仕事に就きたいという強い信念で勉強にも
励んできました。
資格試験では、国家資格の危険物取扱者の中でも
一番難易度の高い甲種も、今年の3月に取得しました。
その他にも、いろいろな資格に挑戦し、
今では10個もの資格を取得しています。
これからも「資格は取りたい!」と意気込んでいました。

また、日々の学校生活について聞くと、
「学校も実験も楽しいです。これからは、2年間の集大成として
 卒業研究にも力を入れて取り組みたいです!」
と話してくれました。

また、Nさんは化学の知識や分析の技術だけでなく、
本校に入学してからの自身の成長も感じているとのことでした。
「入学してから、いろいろな人と話すようになり、今までよりも
 自発的に行動することができるようになったと思います。
 勉強もちゃんとするようになりました(笑)」
とのことでした。

まだまだ成長しているところですが、
成長できている理由には、課外活動があると担任として
見て感じています。
Nさんは、広報委員会という課外活動などに積極的に取り組んでいます。
日々の活動もありますが、高校の先生方向けの実験会や、
定期的に開催している本校への入学希望者向けのイベントなどでは、
協力学生として、参加者のフォローや実験の補助などもしています。
下の写真は、先月の8月7日に実施した高校の先生方向けの実験会での
1枚です。左端に写っているのがNさんです。
IMG_8867.JPG

これらの活動の中で、周りの友達や先輩、後輩とも協力し、
時には悩みながらも活動を続けていく中で、
成長していると思います。

自己の成長を自分で感じられるとは、
話を聞き、素晴らしいと感じました。
将来は、お父さんの持っている資格にも挑戦したいというNさん。
今回の内定も、お父さんはとても喜んでくれたとのことでした。

分析を通して世の中の役に立ちたいという想いを
来年の4月から、分析専門の世界で果たしてもらいたいと思います。
改めて、内定おめでと~!

By ぽてと