せんせのブログ
【土・日開講「分析化学応用学科」】実務家教員から学ぼう!
2019.06.23
分析化学応用学科では実務経験の豊富な実務家教員から直接、実務に役立つ知識を学べる
ので、卒業後は実務に強い即戦力として活躍することができます。
以前のブログで、分析化学応用学科の2年生が応用分析化学実験で、日本薬局方に基づく
医薬品分析に挑戦する様子をお伝えし、実験を通して実務能力を磨いていることをご紹介
しました。
しかし、実務能力を磨くのは、何も実験だけではありません。
分析化学応用学科で講義を担当する教員にも、様々な分析や開発、製造の現場で実務に
携わってきた経験の豊富な実務家教員が多数おられるため、授業を通しても、実務能力を
磨くことができます。
このように授業と実験の両面で実務能力を磨くことができる分析化学応用学科とは
どのような学科なのか、まずはご紹介したいと思います。
本校には、平日に通学できない方を対象とした土曜日・日曜日開講の「分析化学応用学科」
があります。週末を活用することで、平日の学科と同様に2年間で卒業することができ、
国家資格を含む4つの資格(毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括
製造販売責任者・環境管理士(2級))も卒業と同時に全員が取得することができます。
この学科に在学する学生の入学目的は、例えば、技術職への就職や転職、現職での
キャリアアップやスキルアップ、勤務先や自ら経営する企業の事業拡大に必要な国家
資格の取得など多彩です。そして、多種多様な目的に対応するため、1学年あたりの
定員を20名として、少数精鋭で開講しています。
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こちらは非常勤講師のK先生による公定分析法の授業です。本日の授業内容を説明した後、
学生からの質問に答えておられるところです。
K先生は大手家電メーカーで30年間、製品開発に携わってこられました。
その中で、日本工業規格(JIS規格)などの各種規格や公定書と向き合った経験もお持ち
なので、各種規格や公定書の意義や概要、読み方などを学ぶ公定分析法という授業を担当
していただいています。
このように実務経験豊富な教員から直接、授業を受けられるだけではなく、その時感じた
疑問点をその場で質問し、より一層知識を深められるのも、少人数制の分析化学応用学科
の魅力と言えます。![]()
授業後に、さらにK先生の所に質問に来る学生もいました。
本日の授業で化粧品に関する基準について説明があったのですが、先にも述べたように、
分析化学応用学科では化粧品に関する資格が得られるので、化粧品分野に就職したい
学生や、すでに化粧品分野で働いている学生も多いため、本日の授業を聞いて、もっと
知りたいと思うことが多かったようです。
授業後に学生に感想を聞くと
『実際の仕事と絡めて話していただけることで、とても分かりやすいですし、単なる知識
としてではなく、仕事に役立つ知恵として修得することができるので、ありがたいです。』
『実務経験豊富な先生の説明は説得力がありますし、将来の仕事をイメージしながら聞く
こともできて、授業も楽しいです。知識の面でも実務能力を磨いていきたいです。』
とコメントしてくれました。
2年生にとっては残り半年あまりの学校生活ですが、K先生をはじめとする実務家教員
の先生方から仕事で役立つ生きた知識を学んで、即戦力として活躍できる分析化学の
プロフェッショナルへと成長していってくださいね。
by みなと


