せんせのブログ

環境分析を通して環境の大切さを学ぶ!~道頓堀川水質調査~

2018.12.01

本日は、道頓堀川水質調査のサンプリング日でしたので、
その様子をご紹介します。

この道頓堀川水質調査では、大阪の中心を流れる
道頓堀川の3地点から川の水をサンプリング(採水)し、
環境委員の学生が主体となって、年4回水質調査を行っています。

道頓堀川と言えば、ご存知の方もいると思いますが、
阪神タイガースの優勝時やサッカーワールドカップ開催時などの
際に多くの人が飛び込むことでも有名で、
大阪の象徴となっている川です。
飛び込むことの賛否と水質問題についての論争が
起きることもしばしばあり、それらの是非を
客観的に評価するために、本校ではこの水質調査
(川の水の中の微生物量や溶存酸素量などの調査)
を15年間継続して行っています。

分析結果は、本校のホームページで紹介していますので、
こちらのページをご覧ください。

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まず水質調査を行う上にあたって、とても大切になる
サンプリングのために道頓堀川に出かけます。
採水器などの必要な器具を持って、みんな元気にいざ出発です!(上の写真)

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道頓堀川に着いたら、早速サンプリングの開始です。
環境委員の2年生たちは、後輩の1年生にサンプリングを
行うときのコツを丁寧に教えていました(上の写真)。

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1年生たちも2年生の先輩たちのアドバイスを参考にして、
サンプリングに挑戦です!(上の写真)

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そして、サンプリング(採水)を行ってきた学生たちは、
笑顔で学校に帰って来ましました♪(上の写真)
このあと、サンプリングを終えた学生たちは、
本校実験室で試薬などの準備をしていた学生たちと合流して、
水質調査が始まりました。

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実験室でもサンプリングの時と同じように、2年生が1年生に
丁寧に水質調査の方法を教えていました(上の写真)。
環境委員の会長である生命バイオ分析学科2年のY君(上の写真右)
に話を聞いてみると、

 
「この水質調査は、これまで長い間ずっと続けてきた
  僕たちにとってとても大切な活動です。
  これからもずっと続いていくように後輩たちに
  実験の操作方法をわかりやすく説明するように心がけています。」

と話してくれました。

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1年生たちは、2年生の先輩たちが上手にわかりやすく
実験操作の方法を教えていたということもあって、
テキパキ実験を進めていました(上の写真)。

このように1年生は先輩たちの力を借りながら、
また一回り大きく成長していきます。
先輩である2年生たちも相手を思いやる面倒見の良さを養い、
そしてリーダーシップを発揮することで、
社会に出て求められる力を身につけ、またひとつ成長していきます。
今日の道頓堀川水質調査の感想を1年生たちに聞いてみました。

 「初めてこの調査に参加しましが、先輩たちが丁寧に
  わかりやすく教えてくださったので、とても楽しく実験を
  することができました。以前から環境分析に興味があったので、
  サンプリング時の注意点やコツなどを知ることができて、
  とても自分自身のためになりました。
  2年生の先輩たちとも仲良く楽しく実験ができたので、
  あっという間に時間が過ぎました。
  次回もぜひ参加したいと思います!」

 「来年は自分たちが周りを引っ張っていく番なので、
  今日先輩たちから教わったことをしっかり復習しておきたいと
  思います。以前からこの調査に参加していますが、
  自分たちで調査して、その結果をまとめていくことになるので、
  この水質調査の環境分析を通して環境の大切さを
  以前よりも感じています。
  今回の調査の結果が少しでも良くなっていることを期待したいです!」

答えてくれ、水質調査の活動を通じて、
学生たちは環境の大切さを学んでくれているようです。

今日の水質調査では、2年生と1年生が協力し合って
とても楽しそうに仲良く実験していたのが、とても印象的でした。
学生のみなさん、これからも道頓堀川水質調査を通じて、
私たちの身の周りの環境の大切さを多くの人に届けてください!

By しろいるか