せんせのブログ

授業を聞くのは社会人!依頼を受けて出張講義に!

2017.11.17

私たち講師は、日々、校内で学生に対して授業や実験を通して、
化学や分析技術を教えています。
一方で、本校の学生以外の方に、授業や実験を通して化学の
楽しさを伝えることも行っています。
例えば、高校や中学校から依頼を受け、生徒さんたちを対象に行っている
実験や授業があります。本校は、日本で唯一化学と名の付く学校として、
「分析化学」の技術を発展させることや、それに携わる人材育成が
重要と考えており、積極的にこのような依頼にお応えしています。
過去に高校などと連携して行った授業や実験の様子は、
コチラのページにまとめていますので、ご覧下さい。

今日は、同じ依頼を受けて校外で授業を行ってきましたので、
その様子をお伝えします。
下の写真が、授業の様子です。
P1060262.JPG
教えているのは、みなと先生です。
座って授業を聞いているのは、今日は高校生ではありません。
今日の授業の対象となる方は、社会人の方々です。
普段は、分野は様々ですが、ものづくりの現場で仕事をされています。
本校学生へ求人を出していただく企業の方もおられました。

授業の目的は、資格取得の対策です。
今回は、「作業環境測定士」という資格取得を目指す方に対して、
試験範囲に含まれる「分析概論」という科目について、
本校の先生4人が2日間に渡って、計12時間の講義を行いました。

「作業環境測定士」を取得すると、製造現場などが、働く人にとって安全な
環境として維持管理されているかを化学分析を行い、守っていく仕事を
することができます。取得のためには、実務経験が必要のため、
高校を卒業してすぐに本校へ入学してきた学生には、在学中に取得することが
難しいのですが、本校を卒業してから取得を目指す卒業生も多い資格です。

今回は、公益社団法人 大阪労働基準連合会 の方から、
資格試験対策を目的とした化学や分析の基礎部分を講義してもらいたいと
直接本校に依頼をいただきました。
_20171117_184312.JPG

受講された方の評価も、大阪労働基準連合会の方からお聞きすると、
満足いただけたとのことで、対応した我々もホッと胸をなでおろしました。
あとは、試験を受けられ、良い結果が返ってくることを祈るばかりです。

By ぽてと