2014.12.08
こんにちは!ミジンコです。
今日も学生たちの様子をお届けいたします♪
今日は、1年資源分析化学科・有機テクノロジー学科の「機器分析化学実験」の
模様をご紹介します!
この「機器分析化学実験」では、実際に企業で使われている分析機器の使い方や
データの取り扱い方を学ぶことができます。いくつかのグループに分かれ、実際に
学生自身が機器を動かしながら分析を進めて行きます。
本校では、1年次に分析化学の基礎的な内容を修得した上で、2年次により専門的
な内容を修得できるカリキュラムとなっています。この実験で扱う分析機器は、
来年度から始まるより専門的な実験や卒業研究でお世話になる機器たちでもあります⭐︎
まずは、「原子吸光光度計」を使った実験です!
この原子吸光光度計では、金属を燃やすと特有の炎の色を出す「炎色反応」という
現象を用いて、液体の中にどのような金属がどれだけ含まれているかを測定すること
ができます。環境・材料分析以外にも、食品や医薬品に含まれるミネラル分を測定
する時にも用いられています。
私がお邪魔した頃には、ちょうど測定用に試薬を調整しているところでした。
入学当初は、こうした溶液を正しく計り取る分析器具の扱いもおぼつかなかった学生
たちですが、化学実験の基本的な部分から学ぶため、今では必要な濃度まで学生自ら
準備しています。
1年有機テクノロジー学科のTさん(上の写真)に話を聞いてみると、
「機器分析をすることで、ホールピペットやメスフラスコといった化学用体積計
を正しく使うことの大切さを実感しました。基礎的な操作ですが、正しくできて
いるかを分析結果の数値で確認できたことがとても嬉しかったです!」
と答えてくれました。
そして、「高速液体クロマトグラフ」を使った実験です!
この高速液体クロマトグラフでは、液体の中にどんな物質がどれだけ含まれているか
を測定することができます。先ほどの原子吸光光度計と同じように、様々な分野の企業
で用いられている分析機器でもあります。
こちらも実験真っ最中!1年資源分析化学科のO君(上の写真右端)に話を聞くと、
「1年生前期で簡単な実験器具の扱いから始まったことで、着実に分析のスキルが
上がっていると感じています。実際に色んな分析機器を使うことで、自信に繋がって
います!」
と答えてくれました。
分析機器を使った実験が本格的に始まったことで、学生たちも目を輝かせながら、
楽しそうに分析技術を磨いている姿が印象的でした☆
この調子で、分析化学者としてどんどん成長していってくださいね!
また、今日は卒業生が遊びに来てくれました!近くで他の業種間での交流会があった
ということで、その帰りに学校に寄ってくれました♪
来てくれたのは、2年前に卒業した30期の学生です。
写真の左から順に、30期の生命バイオ分析学科担任のぽてと先生、生命バイオ
分析学科を卒業したHくん、資源分析化学科を卒業したGくん、そして、30期の
資源分析化学科担任のあおひげ先生です。
2人は、社会人経験を積んでから本校に入学した学生で、Gくんは、在学中に
2人目のパパにもなった学生です。
2人ともスマートフォンなどに使われる、細かくて小さな部品を、高精度でメッキ
する技術を持っておられる企業に入社し、会社でも同期で頑張っています。
昨年度も3名の学生を採用頂き、今年も3名の学生が内定しています。
Hくんは品質保証部に属し、リーダー的な存在で、いろいろな業務も任されている
とのことでした。部下には、昨年卒業した後輩が付いているそうで、他の部署でも
本校の卒業生が多数活躍しています!
技術者として活躍する卒業生の姿に、顔が緩みっぱなしのぽてと先生とあおひげ先生...。
こうして近況を報告してくれると嬉しい限りです!ぜひまた遊びに来てくださいね♪
by ミジンコ