せんせのブログ

分析化学を通じて繋がる人・伝統・技術!!

2013.10.24

分析化学を通じて繋がる人


今日は滋賀県立甲南高等学校の廣浜先生が、
本校にお見えになりました。
来校された理由は「化学分析技術者」についての
出前授業と実験会(本校教員が高校に伺い講演や
授業をします。)についてすくろーす先生と打ち
合わせのためです。

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甲南高等学校の廣浜先生とすくろーす先生です。

廣浜先生は進路指導をご担当しておられますが、
甲南高校でバイオと化学系に所属している生徒さん
たちに、化学分析の業界の現状や卒業後の就職の
実態などを教えたいと考えていたところ、日本で
唯一の化学の専門学校である本校をとてもユニークな
学校と感じられていたそうです。
廣浜先生はそんなユニークな本校にぜひとも講演
して欲しいということでした。

廣浜先生と本校の繋がりには、なんと分析化学者として
活躍している本校卒業生がいます。その卒業生は、
26期生のKさんで、現在水質の分析企業で分析化学者
として活躍しています。Kさんは以前、甲南高等学校に
水質関係の社会人として高校生に分析化学を伝える
プレゼンテーションをする機会があったそうです。
その中で本校のこと話したそうです。

Kさんは卒業後もすくろーす先生と交流があるとの
ことで、打ち合わせの中でKさんの話に花を咲かせて
いたそうです。

さらに、廣浜先生は、現在、甲南高校出身の
生命バイオ分析学科1年生に在籍しているY君の
こともよくご存知だそうです。
実験が好きなY君は、分析化学者を目指し、日々、
分析化学の知識や実験技術を磨いています。

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右が生命バイオ分析学科1年生のY君です。

打ち合わせの中で、Y君のについての話題になり、
分析化学者に向かって頑張っている様子お伝え
しました。廣浜先生はY君の頑張っている様子を
聞いて嬉しそうでした。

出身地も年齢も全然違う卒業生と在校生でも、
分析化学を通じて実は繋がっているんですね!
この繋がりを大事にしていきたいです!

卒業研究の折り返し中間発表!


本日行われた卒業研究の様子を見てみると、
実験をするだけではなく、発表や要旨の作成など、
中間発表の準備が行われていました。
中間発表とは卒業研究の中間地点で行われ、
担当の先生だけではなく、担当以外の先生に
進捗状況を報告することで、客観的に次に
何をする必要があるのか、研究の方向性は
正しいのかを確認する場です。


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臭いの研究をしている生命バイオ分析学科2年生の
N君が、担当のましおか先生と中間発表の要旨の
確認をしていました。要旨とは、論文の中で最も
重要で、読む人に一番伝えたい内容を書くところです。
N君は、「測定はできたけれど、その解析がまだできて
いないので、中間発表までに解析してまとめていきます。」
と、次にやることを明確にして、計画を立てていました。

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医療高度からだ分析学科の4年生は、分担して
実験をしながら発表の資料を作っていました。

卒業研究の中間発表は、研究の目的や意義を
明らかにし、第三者に簡潔に説明できる能力を
身に付けることや、実験方法のまとめ方や
データ処理などのパソコンに関する基礎力の他に、
発表に慣れることを目的としております。


卒業研究のテーマによっては、これまでの
卒業生の研究を引き続いて行っている研究も
あります。先輩たちが行ってきた研究を、
さらに良い研究になるように、そして次に
繋いでいけるように頑張っていきましょう!
われわれ教員もしっかりサポートします!

先代の思いを繋ぐ!


所変わって講義棟の大教室では、放課後に
環境委員会の1年生と2年生の役員が集まって
いました。

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本校学生の課外活動の一つに環境委員会が
ありますが、「道頓堀川水質調査」を始め、
学校周辺の清掃活動、学内でのプルタブや
ペットボトルキャップの回収活動、実験室の
実験器具の整理など、様々な活動を行っています。

伝統ある環境委員会を次の世代へ受け継いで
行くために、次の班長を決めているところでした。
環境委員会には水質班、清掃班や企画班の3つの
班が軸となっておりますが、他にもたくさんの役割が
ありますが、一年生たちは自分から立候補して
どんどんと班長が決まっていきました。

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次回の道頓堀川水質調査から、新班長は上級生と
二人三脚で伝統を教わりながら行っていく予定です。
次の道頓堀川水質調査を楽しみにしてください!


by アクア