せんせのブログ

新しくマスターする技術と受け継がれる技術

2013.05.18

毎週、土曜日・日曜日に社会人やフリーター、Wスクールの学生等を対象に分析化学の知識と技術を
修得するために開講されている化学分析コースが今週も始まりました。

卒業研究に向けてマスターする技術

今日の2年生は、午後から機器分析実験を行いました。今日のテーマは原子吸光光度計を用いた
カルシウムの定量分析。時間の都合上、実際の食品は扱っていませんが、食品中のカルシウムの
量を測定することにも応用できる実験です。

f:id:bunseki:20130519080712j:image,w300 f:id:bunseki:20130519080713j:image,w300

この原子吸光光度計は2週続けて実験方法を変えて実習を行っているため、2回目にあたる今日は
機器の操作についてはある程度身についているようです。学生達の実験準備も非常に手慣れたもの
でした。

一通り実験が終わってからも、学生達は卒業研究が始まるまでに機器の扱いをマスターしようと
機器の立ち上げから測定までの流れをもう一度シミュレーションしてみるなど、技術取得に取り
組んでいました。

全員が卒業研究で扱う機器ではありませんが、金属を扱う多くの企業で用いる分析機器です。
将来の仕事のためにもしっかりマスターして下さいね。

by ドラ一郎