せんせのブログ

夏休みの道頓堀川水質調査、そろそろ結果が出揃ってきました。

2012.08.20

お盆も明けの週初めの今日も、
一部の学生たちが元気に実験棟に集まっています。
今日は道頓堀川水質調査の4日目、
「MPN法による大腸菌群数の測定」です。
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最近はプールを建設する?など、いろんな話題を提供し続けている、
大阪の中心部を流れる河川、道頓堀川ですが、
その道頓堀川の水質調査を、本校の学生たちが課外活動として長年、
年4回のペースで続けています。

その水質調査は以下のような日程で行われています。

1日目:サンプリング準備日
2日目:道頓堀川の水のサンプリング日
3日目:一般細菌・大腸菌群数の測定
4日目:MPN法による大腸菌群数の測定
5日目:BOD測定

そして、今日はその4日目にあたります。
昨日に引き続き、大腸菌群の測定となります。
夏になると「O157」などによる食中毒が毎年ニュースになりますが、
どのような菌類がどれだけ生息しているか、ということを調べるのは、
その水を飲んでも安全か、それとも何も処理をしないで飲んだら体に悪いのか、
ということがわかってきます。
いわば大腸菌の測定も、水質の良し悪しを示す重要なデータとなるのです。
重要なデータとなりますので、
昨日と今日で、測定方法を変えて行い、
様々な角度から水質の評価を行う事ができるようにしています。

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(今日の様子、MPN法の培地を観察中)
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(昨日の様子、固体培地を観察中、シャーレの中にあるんです)

昨日の測定法と今日の方法で具体的に最も異なるのは、
菌類を繁殖させるためのエサである「培地」が、
固体(昨日)か、液体(今日のMPN法)かという所にあります。
エサの種類を変えることで、菌類に関する多くの情報が得られるのです。

今日は、実はほんの1時間程度で実験は終了しました。
初日の準備日にMPN法に使用する培地をしっかりと準備し、
2日目にサンプルを細心の注意を払って培地に投入していたからです。
今日はその結果を観察するだけだったのですね。
初日からの準備、操作が、今日の結果につながったといえます。

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(資源分析化学科Uさんをはじめ、準備をしてくれているみんなの様子。
緑色の液体がMPN法に使う培地です。)

これで水質調査は最終日のBOD測定を残すのみとなりました。
データも着実に集まりつつあります。
結果がすべて出揃えば、そのデータを分析し、
そして本校HPに公開しています。
過去積み上げてきたデータについては、HPの方を是非ご覧ください。
(→https://www.bunseki.ac.jp/dotonbori.html

夏休みに1年生、2年生、そしてOB・OGにも集まってもらって行われてきました
伝統の委員会活動)が、いよいよ終盤です。
みんなの努力が報われる時が楽しみですね。
次回の水質調査も、みんなで頑張りましょう!


byあおひげ