せんせのブログ

将来へ一歩ずつ確実に歩んでいます。

2012.07.24

今日は、本校の近くにある大阪天満宮の天神祭宵宮で、本校周辺は多くの人で
溢れていました。本校の入り口付近にも、屋台が並び、それはそれはえらい
こっちゃです。これを初めて見た1年生は、「ここまで屋台がでるんですね!」
と、驚きを隠せない様子でした。

 しかし、明日は、本校の前を流れる大川で、天神祭のメインとなる船渡御が
行われます。100隻以上の船が行きかうため、今日の比にならないくらいの人
で溢れることでしょう。
 外はこのように天神祭で、コンチキチンと祭りの鐘の音が鳴り止まぬ今日でし
たが、学校の中でもいろいろなことがありました。

憧れの分析職へ!

まずは、内定の嬉しい報告から。
 資源分析化学科、2年生のMくんが、一般廃棄物処理施設、水処理施設といった
環境衛生プラントの運転管理・維持管理などを行っている企業に内定しました。
Mくんがやりたいと思っていた、水質などの分析を行える企業です。校長のかりめろ
先生との2ショットです。いや、後ろにすくろーす先生のような影も見えますが。。。
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 Mくんは、ここまで就職活動を地道に行い、企業研究なども一生懸命取り組んで
いました。そして、今月からは就職指導の1つとしてグループ指導も始まり、Mくんが
指導を受けたいと希望した、かりめろ先生の指導を受けながら、2人3脚の体制で
就職活動に取り組んできました。その結果、嬉しさを分かち合うあまり、上のような
写真となった訳です。

 Mくんは、実は本校へ入学する前に、社会人を経験しています。その時は、IT関係
の企業で夜遅くまで仕事をしていたようです。その状況にこのままではいけないと感じ、
しっかりと技術を身につけてもう一度やり直そうと、少し興味のあった分析の道に進む
ことを決め、本校に入学しました。そのため化学は、学んでいなかった時期が長く、少
し不安を感じながら入学してきたようです。また、クラスメイトの中でも年齢が高い方
だったため、馴染めるのか不安に思っていたようです。しかし、入学後は分からないこ
とを先生に質問し、課外活動である環境委員会や図書委員会にも所属しながら、同学年
や先輩、後輩とも交流を深め、今やかつての不安が嘘のように生き生きと学校生活を
送っています。

 Mくんがこうして内定を取り、本当に嬉しい限りです。改めて、おめでとう!
立派な分析化学者となって下さい。

研究結果を堂々と報告~卒業研究発表会~

医療からだ高度分析学科の4年生は、前期に行ってきた卒業研究の成果を発表しました。

 本校では、2年制の3学科(資源分析化学科、生命バイオ分析学科、有機テクノロジー
学科)に加え、4年制の医療からだ高度分析学科があります。この学科には、将来、
医療や医薬品に関わる仕事がしたいと考えている学生がおります。そして、平成21年
4月に開講した学科であるため、まだ卒業生はいませんが、その1期生が今の4年生です。

 この4月から4年生として卒業研究に取り組み、限られた時間の中でいろいろな苦労も
ありましたが、これまでの経験を生かし、積極的に実験を行ってきました。実験は、4月
から始めましたが、その前から実験計画を立てたり、使用する試薬の洗い出しを行ったり
していたため、実際はもう少し長い期間取り組んでいます。私、ぽてとは、偶然にも2班
の担当指導教員となり、一緒に目の前に出た実験結果に悩んだり喜んだりしてきました。
 今日は、その発表日であり、4年生も緊張していたとは思いますが、私も終わるまでは
同じドキドキを感じていました。
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 発表が始まれば、4年生それぞれ堂々と自信を持って発表していました。質疑応答では、
調査不足で反省すべきところも出てきましたが、これも経験として良いものになったと
思います。4年生の卒業研究は、このまま後期も続きます。2班ともテーマの変更なく
進めていく予定のため、次の発表の機会には、更に1つでも良い結果を出し、聞いている
人にとって、より分かりやすく自分達の結果を伝えられるようにして、有終の美を飾って
もらいたいと思っています。
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 最後に、4年生と私で集合写真を撮りました。(言うまでもなく、右端が私です。)皆、まだ緊張が残っている表情をしています。何はともあれ、4年生の皆さん、お疲れ様でした。
 今日、先生方や他の学生から頂いた質問を大切にして、また明日から後期に向けて実験計画を練り直しましょう。いや、その前に卒業論文の提出がありましたね。1つずつ確実に進めましょう!

By ぽてと