せんせのブログ

化学者の仕事を知ろう!~八尾市立大正中学校実験会~

2012.02.24

今日は、ここ日本分析化学専門学校に、八尾市立対象中学校の生徒さん約20名が来校され、「OSAKAジョブミュージアム職業体験実験会」が開催されました。『OSAKAジョブミュージアム』とは、職業・仕事の体験イベントであり、大阪全体をミュージアムに見立て、大阪内にあるたくさんの専門学校を会場として様々な職業体験をしようというものです。無数に存在する仕事の中で、今知っている範囲だけではなく幅広く職業を知り、自分にピッタリの職業に就くための進路を理解していただくことを目的としています。生徒さんはまだ中学1年生。最終的に将来の仕事を決めるのはまだだいぶ先と言えば先ですが、この時期から様々な職業を知り、これからの生活に目標を持つことはとても大切なことです。残念ながら、本校で育成している「化学者」という仕事については、世間的に具体的なイメージを持っている方は随分と少なく、「白衣を着て働いている」「なんだかよくわからないけど実験している人たち」という・・・という漠然としたものにとどまっていることは私たちも実感しているところです。そのため、「今日は化学者の活躍ぶりや、その仕事の魅力についてしってもらおう!」という意欲満々で、私たち教職員は当日まで心をこめて準備させていただきました。

f:id:bunseki:20120224124515j:image:w360

さて、今日の開催はお昼の1時から。そわそわして来校を待っていると、学校の玄関が一気ににぎやかな声で充たされました。やっぱり中学一年生。本校の学生も元気一杯だと思っていましたが、無邪気さが違いますね(笑)。これから始まる体験学習に早くも好奇心と期待いっぱいで、会場に入られました。

f:id:bunseki:20120224130029j:image:w360 f:id:bunseki:20120224130451j:image:w360

簡単なスケジュール説明と実験中の注意事項をお話しした後は、初めての白衣に袖を通し、いよいよ化学者体験の開始です!
今日は、中学校の先生からのご要望により、以下のお品書きで実施しました。
  1.化学実験
   「分析化学でマジック~タネになる物質の分析をしよう~」
   「スライムを作ろう」
   「納豆と胃腸薬で魔法の手紙を書こう」 
  2.化学講演

上述のように。今日の実験会は、「化学者になりたい!」という思いを持った生徒さんというより、むしろ「化学者って何?」「化学の世界ってどんなの?」などと、まっさらな気持ちで参加された方ばかりでした。その分、目にするもの、耳にすることすべてが新鮮な様子であり、一つ一つの変化に歓声を上げながら楽しんでおられるようでした。今日は化学者体験の入り口、ということで、題材はすべて生活に身近なものになっていました。本格的な化学実験とは少し違いますが、それでも意識するしないにかかわらず生活の中には化学が一杯散らばっていることに気づいていただけたのではないかと思います。

f:id:bunseki:20120224133527j:image:w360 f:id:bunseki:20120224131941j:image:w360
f:id:bunseki:20120224134633j:image:w360 f:id:bunseki:20120224134755j:image:w360

そして化学講演。ここではもう少し踏み込んだ化学者の仕事についてご説明しました。

f:id:bunseki:20120224140715j:image:w360

化学者の仕事内容や化学実験の楽しさはご理解いただけたようであり、その後感想をお伺いすると、
 ・「分析化学」っていうのはたくさんの分野があって、モノの根源なんだと思った。
 ・新しく知れた発見があって、楽しかったです。
 ・分析化学の印象が、調べるだけではなくて新しいものを作り出すことが分かった。
 ・今日の体験で、化学が身近に感じられた。
 ・実験が好きなので、もっとやりたかったです。
 ・将来は、化学に関する仕事がしたくなりました。
 ・化学がもっと好きになった。
などなど!

まだまだ将来の仕事を考える時間はありますし、その選択はまだもう少し先のことです。しかし、結果的に化学者という道を選ばれなかったとしても、今日の体験が、本当につきたい仕事に就く進路選択の一助となり、よりよい未来へ進むための第一歩に繋がれば、と願う思いです。

byアビー