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-実験 NO.251-

水の電気分解と爆鳴気(マイクロスケール)

所要時間
10分
投稿者
化猫

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準備するもの

薬品
シャボン玉液(石けん水)、1M NaOH水溶液
器具
12穴セルプレート、パスツールピペット(プラスチック製)
ステンレス製待ち針2本、ビニールタイ、9V乾電池
ミノムシクリップ付きリード線2本、ガスマッチ
安全ゴーグル

実験の手順

0.安全ゴーグルを装着する。
1.パスツールペペットの膨らんだ部分にステンレス製の待ち針を縦に突き刺し、待ち針が接触しないようにビニールタイで固定する。
2.パスツールピペットに1MのNaOH水溶液を膨らみの肩の部分まで吸い上げる。このとき、ピペットの鞘の部分に液が残らないようにする。
3.セルプレートの端のセルにシャボン玉液を8分目位入れる。
4.製作したパスツールピペットを上記のセルから最も離れたセルに固定する。
5.9V電池と待ち針をミノムシクリップ付きリード線で繋いで、スポイト中の水酸化ナトリウム水溶液を電気分解し、スポイトの先端をシャボン玉液に浸けて、発生した気体で泡を作る。
6.泡がある程度できたら、シャボン玉液の泡に、点火したガスマッチの炎を泡に近づけ、泡の中の気体の燃焼を確認する(最初にできた泡はピペットから出てきた空気であることに注意する)。少量の泡でも点火すると結構大きな音が出るので注意する。

アドバイス

セルプレートはナリカのマイクロスケール実験のページで購入できます(http://www.rika.com/microscale)。

待ち針はステンレス製のもので長さが4cm程度のものを使いました。

パスツールピペットはパスツールピペット4型(呼称:PP-4N、滅菌:なし、管径4.5×長さ230mm)を使用しました。

パスツールピペットに液を吸い上げる場合、鞘の部分に液が残りますから、先端を持って軽く振ると、鞘の部分に残った液は膨らみの部分に入ります。

ガスマッチで爆鳴気に点火するときはセルプレートを焦がさないように注意します。

作成したパスツールピペット電解槽は繰り返して使用することができます。


解説

水酸化ナトリウム水溶液を電気分解すると、水素:酸素 が
2 : 1 の爆鳴気が発生する。少量の爆鳴気でも点火すると結構な音を立てて燃えます(爆発します)。

詳しくは
http://www.k5.dion.ne.jp/~mikecat/experiment/experiment.html
を見て下さい。
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