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-実験 NO.244-

実験A-49 <チョークで色いろロウソク♫の巻>

所要時間
30分
投稿者
日本分析化学専門学校

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色とりどりに揺らめく炎が暗闇で輝きます☆彡

色とりどりに揺らめく炎が暗闇で輝きます☆彡

溶液をチョークに十分に浸み込ませます。

溶液をチョークに十分に浸み込ませます。

準備するもの

○器具
・ビーカー(100ml)4つ
 (プラスチック製コップで代用可)
・スレート板(灰皿で代用可)
・薬さじ(スプーンで代用可)
・粘土(チョークを固定させるために使用)
・ライター

○試薬等
・白色チョーク
 (ダストレスチョークは絶対避けて下さい)
・エタノール(40ml×4)
・塩化カルシウム(約5g)
・食塩(約5g)
・ホウ酸(約5g)
・ミョウバン(約5g)

【材料の入手方法】
・エタノール(薬局で購入)
 (500ml:925円)
・ホウ酸(薬局で購入)
 (500g:639円)
・ミョウバン(薬局で購入)
 (500g:432円)
・チョーク(文房具店など)
 (36本入:100円)
・食塩(スーパーで購入)
 (500g:100円)
・塩化カルシウム(除湿剤の中身)
 (スーパーやホームセンターで購入)
 (500個:1,960円)

実験の手順

1.ビーカーにエタノールを50mlずつ入れます。

2.エタノールの入ったビーカー4つに、食塩、ホウ酸、ミョウバン、塩化カルシウムをそれぞれ入れ、良く混ぜて、出来るだけ溶かします。

3.2.の溶液にチョークを付けて、良く浸み込ませます。

4.ストレート板に粘土をつけて、そこにチョークを立てます。

5.部屋を真っ暗にして、チョークに火をつけると・・・・ロマンチックな炎の揺らめきを楽しむことが出来ます☆*・。☆。

アドバイス

1.ダストレスのチョークでこの実験を行うと、加熱されたアルコールの逃げ場がなく、チョーク自体が破裂しますので、使用は避けて下さい。どうしてもだストレスのチョークで行いたい場合は、チョークのコーティングを外してから行ってください。

 

2.ホウ酸は多量に飲みこむと致死量に達する恐れがあります。誤飲しないように注意してください。もし、誤飲した場合は水を飲ませ、医師の診療を受けてください。

解説

【燃やすとどうして色が出るの?】

アルカリ金属やアルカリ土類金属、銅などを燃やすと、気化して原子の中にある電子がエネルギーの高い状態「励起状態」になります。この状態は不安定なので、エネルギーの低い状態「基底状態」に戻ろうとします。その際に、金属によって特有の色を持つ光の形でエネルギーが放出される反応を「炎色反応」と言います。

 

【どんな色が出るの?】

今回用いた溶液に含まれる金属と色は次の通り。

・食塩:ナトリウム(黄色)

・ホウ酸:ホウ素(緑色)

・ミョウバン:カリウム(紫色)

・塩化カルシウム:カルシウム(橙色)

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