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-実験 NO.181-

実験A-23 <動く磁気スライムを作ろうの巻>

所要時間
30分
投稿者
日本分析化学専門学校

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準備するもの

【使用器具・薬品】 1人当たり
・スチールウール:1個
・ほう砂(四ほう酸ナトリウム):1.5g
・ポリビニルアルコール系洗濯のり:30mL
・ぬるま湯:100mL
・磁石(出来るだけ磁力の強いもの):1個
・プラスチックコップ(250mL):2個
・紙やすり(目の細かいもの、10cm×10cm):1枚
・紙皿:1枚
・割り箸:1本
・新聞紙:1枚

【材料の入手】
・スチールウール
  ・・・ホームセンターなどで購入可能
・紙やすり(目の細かいもの、10cm×10cm)
  ・・・ホームセンターなどで購入可能
・磁石(出来るだけ磁力の強いもの)
  ・・・ホームセンターなどで購入可能
・ポリビニルアルコール系洗濯のり
  ・・・薬局で購入可能
・ほう砂(四ほう酸ナトリウム)
  ・・・薬局で購入可能
・紙皿・割り箸・プラスチックコップ(250mL)
  ・・・ 廃棄物利用可

実験の手順

  1. 新聞紙を広げた上で、スチールウールを紙やすりで摩り下ろし、さらに紙やすりではさんで何回かこすり、出来るだけ細かい鉄粉を作る。
  2. コップにポリビニルアルコール系洗濯のりを約30mL入れ、鉄粉を加え、よくかき混ぜる。
  3. 2つ目のコップに約100mLのぬるま湯とほう砂1.5gを入れて、よくかき混ぜる。
  4. 手順2のコップに、手順3のほう砂溶液を入れ、よくかき混ぜる。
  5. 混合液の粘度が高まり、固まってきたらお皿に移す。
  6. 磁石をゆっくりとスライムに近づけると、スライムがフニャフニャと形を変えながら磁石にくっつこうとします。

アドバイス

  1. ぬるま湯に絵の具を溶かすと、様々な色のスライムが作れます。
  2. スチールウールの粉末以外でもコピー機やレーザープリンターのトナーカートリッジの中にあるスターラーと呼ばれる細かい鉄の粉を使って作ることが出来ます。
  3. ぬるま湯の量を変えるとスライムの軟らかさが変わります。磁石に対しての反応性や変形の度合いが変わります。色々と試してみましょう。

解説

  1. 洗濯糊はなぜ固まるの?  PVA(ポリビニルアルコール)入りの合成洗濯糊に四ホウ酸ナトリウム飽和溶液を混ぜると、四ホウ酸ナトリウム中のホウ酸分子は、PVA繊維(長い糸状のもの)同士を所々結びつけ、網のような袋を作りその中に水分子を閉じこめるのでプヨプヨした固まりができます。
  2. 砂鉄と磁石  砂鉄とは、花崗岩などに1~2%含まれている鉄の粒子が風化作用を受けて母岩から分離したものだそうです。昔から日本では、川にたまった砂鉄をすくったり、風化した花崗岩を崩したりして、高純度の砂鉄を選別して使っていたのだそうです。  このような柔らかい磁石(磁性を有するもの)は、冷蔵庫のドアなどに使用されています。
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