









準備するもの
【使用器具・薬品】
・ハーブティーのティーパック(ラベンダー、マロウブルー、ローズレッド他)
・0.1M酸性溶液(強酸として塩酸、弱酸として酢酸)
・0.1Mアルカリ性溶液(強塩基として水酸化ナトリウム溶液、弱塩基としてアンモニア水)
・ビーカー
・試験管(あるいは点滴皿)
・試薬瓶
・スポイト(あるいは駒込ピペット)
・ホールピペット
・コニカルビーカー(無ければ小さめの三角フラスコでよい)
・ビュレット
・pHメーター(あれば尚良い)
【材料の入手】
・ハーブティー(梅田ロフトにて購入:15種類:600円)
・塩酸(1級)(500mL:530円)
・酢酸(1級)(500mL:740円)
・水酸化ナトリウム(1級)(500g:750円)
・アンモニア水(1級)(500mL:550円)
・ハーブティーのティーパック(ラベンダー、マロウブルー、ローズレッド他)
・0.1M酸性溶液(強酸として塩酸、弱酸として酢酸)
・0.1Mアルカリ性溶液(強塩基として水酸化ナトリウム溶液、弱塩基としてアンモニア水)
・ビーカー
・試験管(あるいは点滴皿)
・試薬瓶
・スポイト(あるいは駒込ピペット)
・ホールピペット
・コニカルビーカー(無ければ小さめの三角フラスコでよい)
・ビュレット
・pHメーター(あれば尚良い)
【材料の入手】
・ハーブティー(梅田ロフトにて購入:15種類:600円)
・塩酸(1級)(500mL:530円)
・酢酸(1級)(500mL:740円)
・水酸化ナトリウム(1級)(500g:750円)
・アンモニア水(1級)(500mL:550円)
実験の手順
-
溶液の調製
A.色素抽出液の準備
1) 熱湯にハーブティーを約30分間放置し、色素を抽出する。
2) 抽出液を試験管に1mLずつスポイトでとる。(点滴皿にとる場合は1滴で良い。)
B.0.1Mの酸溶液およびアルカリ溶液の調製
適当な酸、アルカリ(塩酸、酢酸、水酸化ナトリウム溶液、アンモニア水など)を約0.1Mに調製する。 -
色の変化を観察
試験管(あるいは点滴皿)にとった色素に、色々な酸やアルカリの溶液を1mL(1滴)加え、
変色の様子を記録しておく。 -
中和滴定にチャレンジ
ここまででも色の変化を含めその香りもかなり楽しめるが、もう少し踏み込んだ実験として
中和滴定の指示薬として使用できるかどうか判定する。
1) ビュレットにアルカリ溶液、コニカルビーカーには酸溶液5mLをホールピペットで分取する。
2) 指示薬として、各ハーブティーの色素抽出液を色が分かる程度に加え、滴定を行う。
3) ハーブティーの色素が変色した時点での滴定値を記録し、計算の結果、酸の濃度が
調製した濃度と一致するか確認してみる。
※pHメーターを使ってさらに詳しく変色域を分析するのもおもしろい!

アドバイス
-
水酸化ナトリウムは、潮解性が大きいためはかりとり時、直接手で触れると
手の水分で強アルカリ性溶液になるため、必ず薬さじを使用すること。
また、もし手に付いたときは、ぬるぬる感が取れるまで大量の水で洗い流し、
顔には手を触れないこと。目に入ると失明の恐れがある。
必ず保護メガネ着用すること。

解説
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ハーブティーの色調変化は、含まれる『アントシアン色素』の水素イオン付加・解離平衡が
関与していると思われますが、ハーブティーに含まれている色素には、アントシアン以外の
色素も含まれるため、それらの相乗効果で、複雑な色の変化を見ることが出来ます。 -
アントシアン(anthocyan)の名前の由来は、anthos(花)とkyanosis(藍色)からきたもので、
ブドウやイチゴ、チェリーなどの花や果皮に含まれる赤、紫、青などを示す色素です。
アントシアン系の色素は、ポリフェノールの一種で、分子中の成分との結合状態や
生育温度、水分の多少、日照条件、品種などによって、特有の色を呈します。
また、酸性では赤色、アルカリ性では青色が増します。 -
アントシアンは、抗酸化作用、動脈硬化抑制作用、がん予防などに効果的である
との報告がなされています。
ブルーベリーの紫色の色素もアントシアンで、この色素には視力回復、眼精疲労改善の
効果があると言われています。 -
アントシアンは、アントシアニジンとアントシアニンの総称です。
アントシアニジンとアントシアニンの構造を以下に示します。
R1/R2/R3=H/H/Hアントシアニジン
糖としてグルコースが結合したアントシアニン
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