日本分析化学専門学校



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実験A-41 <泡で分かる酵素の力の巻>

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投稿者
日本分析化学専門学校
所要時間
20分
使用器具・薬品
【使用器具・薬品】
○器具
・おろし金 1個
・ガーゼ 適量
・スポイト (野菜の種類の数+1)本  
・ビーカー 500ml 1個
・試験管 野菜の種類の数

○試薬等
・野菜(ダイコン、ジャガイモ、キュウリ、
  ピーマンなど家にあるもの。出来るだけ
  新鮮なものが良い。量はダイコンなら約
  3cmの厚さの輪切りで充分)
・オキシドール (3%程度の過酸化水素水の
  水溶液。野菜1種類につき3ml)


【材料の入手方法】
・野菜(スーパーで購入)
・オキシドール(薬局で購入)
  (500ml:567円)

1.ビーカーに氷水、37℃、80℃に加熱したお湯を用意して下さい。 2.野菜をおろし金ですり下ろし、ガーゼで絞った液をビーカーに入れます。 3.2の野菜の液を少量(1ml程度で充分)ずつ1種類の野菜につき3本の試験管に入れて下   さい。   ※このとき、野菜の汁の量はすべて同じにします。 4.3本の試験管を1本ずつ1の3種類の温度の水につけ、2〜3分おきます。 5.すべての試験管に1mlずつオキシドールを加え、ゆっくりと振り混ぜます。 6.野菜の種類や、同じ野菜でも温度が違う場合の泡の量を比較してみて下さい。

1.オキシドールは封を開けて時間が経っていない、出来るだけ新しい物を使用してください。 2.発生した泡は酸素です。(詳しくは解説をご覧下さい。)酸素であることを確認するために   火のついた線香を試験管の口に近づけると炎が大きくなり確認することが出来ます。

1.発生した泡の正体は?   野菜の液とオキシドール(H202)を合わせたときには以下のような反応が起こっており、   発生した泡は酸素です。        H2O2→ H20+O2   野菜の液の中にはカタラーゼという酵素が含まれており、この酵素はオキシドールに含ま   れる過酸化水素を水と酸素に分解する反応を触媒します。野菜の液を高温にするとこの酵   素が変性してしまうため、活性を失うために泡の発生は少なくなるのです。また、低温に   した場合も酵素の働きは37度の場合に比べて活発ではないため、泡の量は37度の時よ   りも少なくなります。 2.野菜はなぜカタラーゼを持つの?   過酸化水素は、生物の呼吸や代謝で生じ、細胞にダメージを与えます。そのため、細胞内   に存在するカタラーゼが素早く過酸化水素を水と酸素に分解し、細胞へのダメージを最少   に抑えています。以上のことからも分かるように、酸素呼吸をするすべての生物細胞はカ   タラーゼを持っているため、今回の実験に用いた野菜の他にも肉にも含まれています。肉   の種類によって含まれるカタラーゼの量は異なりますが、特にレバーは多く含まれていま   すので、今回のような実験に用いるには最適です。

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