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-実験 NO.269-

実験A-62 <おいしい香りをつくろう!の巻>

所要時間
20分
投稿者
日本分析化学専門学校

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準備するもの

・上白糖(砂糖で転化率の高いもの)
・グルコース
・グラニュー糖
・味の素
・アミノ酸など

・割りばし
・アルミ箔の薄皿
・薬さじ
・スポイト
・ホットプレート

実験の手順

1、アルミ箔の上に上白糖を入れて、ホットプレートに乗せる。

2、味の素を振りかけて、割りばしでかき混ぜながら水を数滴加え、手早く混ぜる。

3、100℃まで加熱し、水を蒸発させる。
→香りを嗅ぐ。

4、150℃に温度を上げ、薄茶色に色づくまで熱する。
→香りを嗅ぐ。

5、実験3、実験4で上白糖の色と香りの変化を調べる。

6、味の素の代わりに各種アミノ酸を加えた場合、それぞれどのようになるのかを調べる。

7、上白糖の代わりにグラニュー糖を使用した場合どのようになるかを調べる。

アドバイス

・上白糖の代わりにグルコースを使用することもできます。

・化学調味料の種類や、加えるタイミングを変えると、さまざまなかおりをつくることができます。

解説

1、メイラード反応
還元糖とアミノ酸(タンパク質の構成物質)を加熱したときに生み出される褐色色素のことを、「メイラノジン」といいます。
身近なところでは、トーストの焼き目、あめ色に炒めた玉ねぎ、デミグラスソースの色、醤油や珈琲の色、ステーキ・ビールなどの琥珀色などもメイラード反応が関わっています。
メイラード反応は加熱すると短時間で進行します。
またpHも大きく関与することが知られており、中性から塩基性の条件下で褐色色素の生成が促進されます。

2、砂糖のメイラード反応
本来は還元糖で起こる反応であるため、非還元糖のショ糖(砂糖)では起こりません。
この反応は砂糖(ショ糖)がぶどう糖と果糖に分解した状態(転化糖といいます。)のときにおこるものです。
そのため、成分的に転化糖の多い上白糖(1.5%ほどの還元糖を含む)の方が、グラニュー糖より着色しやすいです。

3、カラメル化とは
砂糖を高温で熱すると、褐色物質の「カラメル」ができます。
これは砂糖のみで起こる反応です。
165℃の高温で砂糖を加熱すると、特有の香気成分が生じ、カラメルソースの香ばしい香りがします。
また、砂糖の加熱が進むにつれて、カラメル特有の苦みを持つ物質ができます。
クッキーやパンを焼く際には、材料である砂糖が一部カラメル化することで、おいしそうな焼き色や、香りになります。

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