実験B-33 <ガラス瓶の中に雪が降るの巻>

- 投稿者
- 日本分析化学専門学校
- 所要時間
- 20分
- 使用器具・薬品
- 【使用器具・薬品】
三角フラスコまたは耐熱性試薬瓶
時計皿
ガスバーナー
セラミック付き金網
針金
植物
薬さじ
ピンセット
安息香酸 約10g
アセトン
【材料の入手】
・安息香酸 薬品会社に購入依頼(25g、1,100円)
・アセトン 薬品会社に購入依頼(500mL、670円)
その他の物は、ホームセンターなどで購入可能です。
- 針金で植物を立てるスタンドをつくり、植物を立たせます。
- よく乾かした大きめの三角フラスコや試薬瓶の中に約10gの安息香酸を入れます。
- 2の中に1の植物を、倒れないように気を付けながらピンセットを使って底の真ん中に立てます。
- 時計皿で蓋をし、金網の上でごく弱火でバーナーで容器の底を暖めます。
- しばらくすると容器内に安息香酸の雪が降り始め、植物に積もる様子が見られます。
【アドバイスおよび実験上の注意】
- ある程度の高さがある容器の方が、気体の安息香酸が容器の上部で良く冷えるため、雪が降る様子がきれいに見えます。
- ビーカーなどのように注ぎ口があるものを使用すると、安息香酸が外に舞う危険があるため、口が平らなものを使用してください。
- 加熱中は、時計皿の蓋を絶対にはずさないようにしてください。安息香酸が容器の外に舞い散る可能性があります。
- 実験後はよく冷まし、時計皿の隙間からアセトンなどの有機溶媒を入れて結晶を溶かして植物を処理をしてください。
物質には、固体、液体、気体の三態があります。
多くの物質は、一定の圧力の下で加熱すと、固体から液体、液体から気体へと変化します。
例えば水(H₂O)は、一気圧の元で氷(固体)→水(液体)→水蒸気(気体)と変化します。
しかし固体の二酸化炭素(ドライアイス)は、液体の状態を経ずに固体から気体に変化(昇華)します。
安息香酸も、100℃に加熱するとドライアイスと同様に固体から気体へと昇華します。
この実験では、安息香酸を加熱することで昇華させ、瓶の上部で冷やされることで気体の安息香酸が固体に戻ります。
その結果、固体の安息香酸が雪のように植物に積もります。
