2004 April
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3 今日は化学分析コースの「新入生オリエンテーション」でした。校長からの挨拶が終わった後、白衣の採寸、実験キットや校章の販売、新入生アンケートの実施、学則や履修規程の説明を行いました。教室に並ぶフレッシュな顔ぶれに私も戸惑いましたが、心地の良い緊張感を得られました。待ちに待った新年度が始まりましたが、これからの2年間、新入生の皆さんと新たな「物語」をつくっていきたいと思います。
一方、手慣れた2年生はオリエンテーション終了後に、本校の近くを流れる大川沿いで花見(酒盛り?)を楽しんで帰宅したようです。フットワークが軽いっていいですよね。
でも、この調子だと造幣局の「桜の通り抜け」や「天神祭」でも同じ光景が繰り返される様な気がします。うーん・・・(苦笑)
written by 『英国チャレンジャー号』
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今日は新2年生の国内研修旅行の最終日でした。
国内研修旅行というのは、修学旅行をかねた少し遠い地方の企業見学に行くというものです(本校で行われている企業見学会の概要は、2003年5月15日のかりめろ先生の日記を参照下さい)。
今年は2泊3日で北海道に研修旅行に行き、3社の企業を見学してきました。
北海道に来て学生たちは、一年を共にした仲間たちと温泉に入ったり、名所を見学したりと旅行を楽しんでましたが、
研修旅行の目的である企業見学では、しっかりメモを取りながら案内してくださった企業の方に質問をし、隅々まで見学していました。
明日からは新年度が始まります。旅行とは一転して就職活動、多くの実験、化学・バイオの専門的な授業が始まります。今年1年も、この新2年生たちとしっかりがんばっていこうと思いました。
   
見学中の学生たち
written by 『とろとろ』
8 いよいよ今日は「新入生点呼」の日。
本校に入学する予定者、定員ぴったりの120名全員が欠席することなく初登校をしてきました。
高校を卒業してすぐ入学してきた人はもちろん、今年も多くの大学卒業者や社会人経験者のある人たちが、日本津々浦々から集まっています。
今日は、教職員自らが社会人の手本として元気良く新入生に挨拶をしていこう、と意思統一して臨みました。
多くの新入生がその挨拶に応え、大きな声で挨拶を返してくれました。先生と学生とは言え、人間同士のコミュニケーションはここから始まります。
これから2年間で皆さんがどのような成長を遂げるのか、今から楽しみです♪
written by 『かりめろ』
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12 今日は、平成16年度の授業開始日。先週末(4/10(土))の入学式を無事終えた1年生は、朝から元気良い挨拶で、遅刻欠席もなく120名全員が登校してきました。
ところで、今日の私の授業は、「生化学分析学科2年の日」。このクラスで2・3・4限と、3時間の授業がある日なのです。学生からは逆に「すくろーす先生の日やなぁ」と言われました。
しかーし!担当科目は、生物化学に微生物化学、そして臭気測定法といろいろあります。あきさせまへんでぇー。
授業が終わって教室を出ようとした時、背後で学生同士の会話が聞こえてきました。「いつも3時間目は昼ご飯食べた後で、睡魔と格闘するけど、今日はせんせの話がおもしろくて、気づいたら全然眠くなかって、ずっと起きてたわ。」「来週はどんなにおいの話があるんやろ?」講師室へ戻る私の足取りはとっても軽やかで、思わずニンマリ。心でガッツポーズをしました。
学生からの授業への期待が高まれば高まるほど、それに応えることが出来るように気合いが入ります。楽しく役立つ授業を目指して今年度も頑張ります!

written by 『すくろーす』
13 新年度の授業も今日で2日目ですが、私は今日が今年最初の授業の日でした。
私自身、今年の新入生はどんな人たちだろうと、ちょっとドキドキしながら教室へ向かいました。教壇に立ち挨拶をすると、学生からは、「おはようございます!」との返事。なかなか元気のいいクラスでした。元気のいいクラスでは、我々教員も自然と元気になります。
また、授業中に何度か学生に質問をしてみたのですが、みんな頭をひねりながら答えていました。
授業は一方通行ではありません。教員と学生のキャッチボールがうまくいってはじめてよい授業になります。今日授業をやってみて今年の新入生も期待できるぞ、と感じました。

written by 『ドラ一郎』
14 今日は1年生の基礎化学の今年度初授業でした。
本校の基礎化学の授業は、まず1年生全体でクラス分けテストを行います。本校に入学してくる学生は化学が得意という学生ばかりではなく、化学は好きだけど苦手、バイオに興味があるけど、基礎となる化学は苦手という学生もいます。その好き、興味があるという気持ちこそ大切です。
そこで本校では、苦手でも大丈夫なように、基礎化学の授業は、基礎クラス・応用クラスの二つのクラスで行っています。化学が苦手な学生はゆっくり基礎から学び、化学が得意な学生は復習をかねてさらに伸ばす形式です。
今日のクラス分けテストでは、テストの裏面に要望なども書いて下さいと伝えたところ、たくさんの学生が要望・気持ちを書いており、「好きな化学なので、必死に頑張ります」とか、「今まで学んできたことの復習と思ってしっかり頑張ります」などと、強い意気込みが感じられました。
新入生のこの新鮮な意気込みを大切にし、しっかり基礎化学を理解してもらえるよう私も頑張ろうと思いました。
written by 『とろとろ』
15 今日は、生化学分析学科1年の学生と、初めて定性分析実験のガイダンスで顔を合わせました。独特の緊張感のある教室を後ろから見ていると、自分の本校での学生時代を思い出しました。
授業の中で、小テストを行いました。おそらく皆さん出来はあまり良く無かったと思います。ショックを受けている学生もいると思いますが、ここでショックを受ける必要は全く無いと思います!!
2年後、同じテストを行うとスラスラと解けるはずです。わずか3年前に経験した私が言うのですから間違いありません。
入学して早々ですが、学生みなさんの2年後の成長ぶりがとても楽しみです。

written by 『せんぱい』
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17 今日は、化学分析コースの第一日目の授業日でした。2年生も1年生もさあやるぞと言う顔をしていて、特に1年生は不安と希望とが入り交じってかなり緊張しているようでした。
私は、今日1年生の基礎化学実験を担当しました。まず、安全に互いに実験をするにあたっての基本ルールを説明しました。次に、実験で使うかくはん棒、ポリスマン、キャピラリーを作りました。ガラス細工は一見簡単なようですが、注意を怠ると火傷、切り傷をしたりします。周囲に飛び散ったガラス片の清掃など、既に研究者として自然と身につけておかないといけない基本教育が始まっているのです。これから一つ一つしっかり確実に身につけるように頑張りましょう。

written by 『じゃこてん』
18 今日の天満橋はいい天気でした。清々しい風が入ってくる教室で、今日は化学分析コース2年生の「機器分析実験」を担当しました。
今日は最初のガイダンスで、安全確保や各種廃棄物の処理手順について説明した後、吸光分析と原子吸光分析について解説しました。各二週ずつ実験を行った後に、ICP質量分析法や高速液体クロマトグラフィー、ガスクロマトグラフィー、赤外分析法、蛍光分析法について順に実験を行います。彼等も機器分析を楽しみにしていたようです。私達が経験して身に付けたことを学生へ全て渡すために、教員一同全力を尽くします。
今日の1年生は終日授業でしたが、各授業終了後や放課後には、早速先生方へ質問をしている学生もおりました。化学分析コースには様々な経歴をもつ学生が集まっています。学生の皆さん、周りのクラスメートや授業進行に遠慮することなく積極的に質問してくださいね。(授業進行の調整は私達の役目ですので気にしないでください)その積極的な姿勢の積み重ねがやがて大きな「花」となります。2年後には、百花繚乱、文字通り様々な花を咲き乱れさせることを目標に一緒に頑張りましょう。

written by 『英国チャレンジャー号』
19 新入生の授業が始まって、ようやく一週間が過ぎました。学生はすべての先生に会ったと思うので、どの先生がどのような授業をするのかが分かったと思います。私自身も授業を教えるようになって一週間が過ぎましたが、定まった授業形式というのはありません。一年生には、基礎化学、工業英語を教えるので、難しい授業ではなく、化学、英語が理解すれば楽しく、簡単ということを実感してほしい授業を目指し
ていきたいと思っております。
二年生についても、昨年の一年間で化学が理解でき、実験も楽しく、普通にこなせるようになたと思いますが、ここで気を抜かずに実験では細心の注意を払って挑んでほしいと思います。そしてその気持ちを忘れずに、卒業研究に取り組んでほしいと思います。

written by 『ぼん・ぼん太』
20 今日は、応用分析化学科1年生の「基礎化学実験」を担当しました。
今日の内容は3時間連続で実験器具の説明でしたので、途中で集中力が切れてしまわないかと少し心配でした。
しかし学生は皆、自分で作成してきた表に次々と説明を受けた器具についてメモをしていました。説明が終わってからも、熱心に質問に来る学生もいて、とても頼もしく感じました。
学生のやる気を再確認できた一日となってよかったと思います。
このやる気をいつまでも持ち続け、一緒に頑張っていきましょう。
written by 『ペッパー』
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今日は終日、2年生の「企業紹介講座」でした。企業紹介講座とは、本校に求人をいただいている企業の社長様や人事担当の方、卒業生本人に、企業の概要や求める人材像について、ご講演いただく行事です。
ご来場いただいた企業では、すでに本校の卒業生が役員に就任しているところもありました。また、去年卒業したOGは、たった1年で、すでに貫禄さえ感じるような講演ぶりでした。
2年生には、ぜひ社会に出たさまざまな方々の声や実例を聞き、就職活動や人生の指針にして欲しいと願っています。
written by 『かりめろ』
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今日は、1年生にとって入学式以降の大きな行事「一泊オリエンテーション」の1日目でした。
本行事は毎年実施しており、一泊二日間の様々な活動を通じて、これから2年間共に勉強に励む仲間や専任講師との親睦、社会人としての人間性を高めることが実施の目的です。場所は昨年度と同じ大阪市立信太山青少年野外活動センターにお世話になりました。

1日目の今日は、校長先生の講演、スポーツ大会、野外での飯ごう炊さんを行いました。特に飯ごう炊さんでは、『カレー大会』と称して、最後に優秀賞を決定する上に、今日の晩ご飯の運命を握るとあって、学生は班内で協力しあって、楽しく、そして真剣に取り組んでいました(写真参照)。
1日目を終えて、みんな疲れているだろうと思っていましたが、就寝までの自由時間には、体育館で自然発生的にスポーツ大会が行われており、消灯寸前まで汗をかいている学生がいました。明日まで体力続くのかな?と心配するすくろーすでありました。    
written by 『すくろーす』
23 今日は一年生の「一泊オリエンテーション」二日目。
一泊オリエンテーション恒例のグループ討論を行いました。今回は「フリーターは良いか、良くないか」をテーマに、賛成側と反対側(各自の本音にこだわらず役割として)のチームに分かれてそれぞれ意見を出し合い、最終的に意見をまとめるディベート討論をしました。多くの学生がディベート討論初体験であり、どうなることかと思いましたが、どの班も最終的にはしっかりとした意見をまとめていました。
そのあとは、前日のスポーツ大会、カレー大賞、そして、グループ討論の表彰式と退所式を行いすべての日程を無事終えました。
一泊オリエンテーションは、学生同士のコミュニケーションを図るための良いイベントでした。来週から教室は、にぎやかになるのかな・・・?

written by 『ジュピター』
24 今日は化学分析コース1年生基礎化学実験の第3回目で、実験器具の取扱について説明を行い、実際に、天秤を用いて秤量したり、メスフラスコを用いて標線あわせを行ったり、安全ピペッターを用いてピペット操作をしたりしました。安全ピペッターを用いてのピペット操作は少し慣れが必要になってきます。操作方法は、皆しっかりとノートにとっていましたが、実際に操作して身につける必要があります。
「安全ピペッターでの標線あわせのコツはなんですか?」と言う質問がありましたが、細かい操作は実際に行い、回数を増やすしかないのです。何事もそうですが、ただ、何も考えずに操作していてはコツはつかめません、「どうすればどうなるか、どうなったか」をしっかりと考え、そして、行動する必要があります。そして、ちょっとしたことでも、自然と出来るようになるまでは実験ノートに記録しておくことが大切です。

written by 『じゃこてん』
25 今日は化学分析コース2年生の「機器分析法U」を担当しました。今日のテーマは「質量分析法」でした。第一回目でしたので授業内容は質量分析の概略に終始しましたが、みな雰囲気はつかんでくれたと思います。授業終了間際に学生達の疑問点や特に勉強したい内容を洗い出すためにアンケートを実施しました。今日の内容に疑問は無いという意見が多い反面、「物理があまり・・・」と言った意見もかなりありました。
分析機器は様々な現象を利用していますので、原理を理解する為に多少の物理的感覚が要求されます。この感覚を彼等にも理解欲しいので、次回までに補助教材の見直しを行うつもりです。
また、彼等の疑問点にその都度応えていくことで、知識の修得のために真面目に取り組んでいる彼等の気持ちを大切にしたいと改めて思いました。
written by 『英国チャレンジャー号』
26 今日は2年生の材料分析実験の日。私は銅合金中のマンガンの量を量る実験を担当しました。
1年次の実験は、すぐ水に溶けるようなものを中心に分析していましたが、2年生ともなると、どうやって分析しやすくするか、どうやって溶かすかが、難しい実験になってきます。硝酸や塩酸といった強い酸で金属を溶かしてから分析するのですが、私があまり口出しするまでもなく、テキパキと実験を進めていました。さすがは2年生。思っていた以上にチームワークがよく、手際がよかったです。
実験中は忙しい彼らですが、昼休み・放課後も就職のことで忙しいようです。毎日求人票を見に行っては、「ここの会社にいった先輩ってどんな仕事されてるんですか?」と質問に来る学生、「先生、俺ここ行きたい!!」とまっすぐな感情をぶつけてくる学生などさまざまです。不安と期待が入り交じった感情がひしひし伝わってきます。
でも、1年生の時から、資料請求をし、模擬面接試験も経験し、就職活動に向けてのウォーミングアップは十分にできているはずです。不安もあるでしょうが実験と同様、どんどん積極的に就職活動を進めて欲しいものですね。

written by 『ドラ一郎』
27 朝から雨で気分は下降気味でした(・_・、) 
本日、本年度初の環境委員会役員会が行われました。初回と言うことで私が司会を行ったのですが、学生のパワーに圧倒されました。雨で憂鬱な気分も学生のパワーで吹っ飛びました。1.2年生合わせると3階の実験室が満員になるくらいの学生が集まり、環境委員会を運営していこうという思いで、役員になったのです。これだけで充分に感心するのですが、更に会長、幹事長を決める際、立候補で簡単に決まったのです。2年生は就職活動などで大変忙しいにも関わらず、頑張ろうと自主的に行動している学生に、能動的な行動の大切さを教えられました。
最近の若者は「非常識だ」などと言われる大人も世の中にはいますが、本校の学生の環境に対する前向きな姿には本当に感心致します。今後一年の活動がとても楽しみです。

written by 『せんぱい』
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最近2年生の就職活動が活発となり、学生たちは、朝、昼休み、放課後と授業の合間にたくさんの質問をしにやってきます。教務室にいる先生たちは、「お昼ご飯も食べれないなぁ(笑)」とうれしい悲鳴を上げています。
そんな2年生の質問があふれかえっている中、今日の昼休みは、2年生だけではなく1年生化学分析学科(平成17年度より「生命バイオ学科」となります)の学生も質問に来ました。内容は定性分析実験についてです。定性分析実験とは、色々な種類の金属が含まれた水溶液に、何の金属が含まれているのかを、その金属特有の反応を用いて調べていく実験です。質問に来た1年生は、定性分析実験の予習をしている際、テキストに書いてある各反応の説明のひとつに疑問を持ち、質問に来たようでした。テキストの説明に疑問を持つくらい真剣に予習をしているという証拠ですね。
今年の1年生も2年生に負けず真剣です。これからも本校の全学生が、授業・実験だけでなく資格や就職などたくさん質問に来て、社会に出るまでの必要知識をたくさん盗み取っていって欲しいと思いました。

written by 『とろとろ』
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30 1年生の試薬を用いた実験(定性分析実験)は本日が初めてでした。
実験前に雑巾を一人2枚づつ回収したのですが、だいたいの学生が提出しました。一週間前に話をしたことなので忘れているかなと思ったのですが、皆さん忘れず持ってきていました。
実験の終わりにノートを回収し、チェックを行ったのですが、ほぼ全員に近い学生が予習をきっちり行っていました。実験内容は難しかったと思いますが、不思議とテストになると皆さんできるのです。ですから、テストの心配はあまりせず、今回失敗した人は、原因をしっかり考え、来週の実験のプラスの材料にしましょう。

written by 『せんぱい』