PVAとはポリビニルアルコールという水溶性プラスチックです。これは紐状の長い分子構造を持っています。洗濯のりがとろとろしているのは、PVA分子に水分子がくっつき、PVAと水が馴染んでいるためです。ここに食塩を混ぜると、食塩を構成しているイオンが、PVAにくっついている水分子をはがし、 PVAだけが取り出されてくるのです。つまり、PVAよりも食塩の方が水分子と馴染みやすいということですね。このような現象を塩析といいます。石鹸などもこの方法で作られます。