実験A-20 <チーズを作ろうの巻>
- 投稿者
- 日本分析化学専門学校
- 所要時間
- 70分
- 使用器具・薬品
- 【使用器具・薬品】
・ 牛乳 100ml
・ レモンの絞り汁
・ プラスチックカップ
・ スプーン
・ コーヒーフィルター
【材料の入手】
すべて市販品でよい。
- 牛乳100mlをカップにとる。
- レモンの絞り汁を50ml加える。(市販のレモン汁でも良い)
- スプーンでよくかき混ぜる。固まりができてくるはず。
- しばらく混ぜた後、コーヒーフィルターでこす。
- こした固まりを食べてみよう。
- 実験に用いる牛乳は、牛乳、加工乳等何でもできるが、カルシウムなどを添加しているタイプのものはうまくできないので注意すること。
- ろ過に時間がかかるが、水っぽいままのものはヨーグルトのような気がする。
- 牛乳の中に含まれている「カゼイン」(牛乳を温めると表面にできる膜の成分)というタンパク質は、酸性になると固まる性質を持っているため、このような現象が起こります。この現象をタンパク質の変性といいます。
- レモン汁には多くの有機酸が含まれており、pHは低くなっています。そこで、レモン汁を混ぜることで、酸性にし、カゼインを固めています。
- 同じことが食酢でもできますが味のほうは・・・・・。
- レモンティーにミルクを入れると固まってしまうのも同じ現象です。