実験A-19 <あぁ10円玉、新しい輝きをもう一度の巻>
- 投稿者
- 日本分析化学専門学校
- 所要時間
- 120分
- 使用器具・薬品
- 【使用器具・薬品】
・ 10円玉(汚れたもの) 数枚
・ おちょこ(あるいは小さいお皿)
・ 砂糖水
・ 食塩水
・ ソース
・ 酢
【材料の入手】
すべて市販品でよい。
- 汚れた10円玉数枚を別々のおちょこに入れる。
- いろいろな調味料(砂糖水、食塩水、酢、ソースなど)を10円玉が浸るくらいかける。
- 一晩放置。
- 10円玉をおちょこから取り出し、流水で水洗いする。
- 緑青の無い、手垢で汚れた10円玉を用いるときれいにできる。
- 他の調味料ではできないか調べてみよう。
- 使った調味料は、誤って使わないようにきちんと処分すること。
- 10円玉の表面を実験前後で比較するために、デジカメなどで撮影しておくと、わかりやすい。
- おちょこがなければ、小さいお皿を使っても良いが、金属製のもので行うと、調味料によっては反応し、腐食する恐れがあるので、注意すること。
- ここに示したものでは、ソースと酢に浸したものがきれいになります。
- ソースについては、ソース成分中の果実に含まれる酵素(タンパク質を分解してアミノ酸にする)による働きです。酵素が10円玉の表面に付着した手垢(汗やタンパク質)を分解して、きれいにしています。
- 酢については、主成分の酢酸の作用によって、10円玉の表面の汚れが酸分解されたことによります。