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-実験 NO.247-

実験A-52 <木炭で電池を作ろう!の巻>

所要時間
20分
投稿者
日本分析化学専門学校

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完成図はこんな感じ♫

完成図はこんな感じ♫

実験に用いる器具などはコチラ。

実験に用いる器具などはコチラ。

ティッシュはこのように炭に巻きます。

ティッシュはこのように炭に巻きます。

アルミホイルが直接木炭に触れないように注意して下さい。

アルミホイルが直接木炭に触れないように注意して下さい。

光っているの見えますか?

光っているの見えますか?

準備するもの

【使用器具・薬品】
○器具
・木炭(棒状の備長炭など) 1個
・アルミホイル
・コップ
・水
・スプーン
・ティッシュペーパー(あるいはキッチンペーパー)
・輪ゴム
・豆電球
・導線
・コード付きミノムシクリップ
○試薬
・食塩

実験の手順

1.コップで濃い食塩水を作ります。水に食塩を解けきれなくなるまで入れていきます。

2.木炭の片端にティッシュペーパーを巻き付けて、輪ゴムでとめます。このとき2~3cm、木炭が出るようにしましょう。(写真をご参照ください)

3.木炭に巻いたティッシュペーパーに塩水をかけます。

4.食塩水を含んだティッシュペーパーの上から、アルミホイルを巻き付けて、輪ゴムでとめます。このとき、アルミホイルが木炭に直接触れないように、ティッシュの表面の内側になるように巻きつけます。(写真をご参照ください)

5.アルミホイルと木炭の間に豆電球が来るように導線でつなげます。

6.電気が点くか確かめてみましょう。

アドバイス

1.アルミホイルと木炭が直接くっついてしまうと電気が流れません。ティッシュペーパーが破れていないか調べてみましょう。

 

2.低温で作られた木炭では、電気が流れないことがありますので、備長炭のような高温で作られた木炭を使いましょう。

 

3.電圧が足りないときは、木炭電池を複数作り、直列につなぐと高い電圧を流すことができます。

 

4.電気が流れる時間(寿命)が短く、電気が流れたかどうかわからないときは、アルミホイルを光にかざしてみてください。電気が通っていればアルミホイルに小さな穴が開いています。

解説

【なぜ電気が流れるの?】

食塩水に触れたアルミホイルは、徐々に溶けていってしまいます。そのとき、アルミホイルはプラスの電気を帯びたイオンの状態になりますが、一緒に電気の元となる電子がアルミホイルから出ていきます。一方、空気に触れた木炭は、空気中の酸素を取り込みます。この酸素は電子があると、電子を取り込んで反応しようとする性質があります。この二つが同時に起こることで、アルミホイルから出てくる電子が導線を伝わり、木炭の酸素まで到達し、電気が流れるわけです。ちなみに1つの木炭から、およそ0.4Vの電圧を作り出すことができます。

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