日本分析化学専門学校

本日、１年生を対象とした、第三回目の事業所見学会を実施しました！

事業所見学会は、化学や分析の分野に関連する企業や
公的研究機関の施設の中を見学させて頂く行事で、
普段学校で学んでいる授業や実験の内容が、
実際の現場ではどのように活用されているかを、
直接見ることができる貴重な体験です。

過去の様子はコチラ
第一回目　https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2019/05/post-9114.html
第二回目　https://www.bunseki.ac.jp/teacher_blog/2019/07/post-9159.html

こちらはＳＣ有機化学株式会社に見学に行った学生たちです。

ＳＣ有機化学株式会社は、メガネのレンズやプラスチックなどに用いられる
イオウやリンの化合物を合成・生産されている企業です。

最初は、スライドを用いて、会社の歴史や業務内容を説明していただき、
就職活動に向けての心構えなども教えてくださいました。

その後白衣を着て、様々な機器の説明を聞きました。
こちらの説明は、卒業生がしてくれました。
私が担任でしたので、とてもうれしかったです。
工場はヘルメットをお借りして、見学もしました。
とても大きな機器もあり、学生たちは驚いていました。

こちらは株式会社住化分析センターです。


会社の入り口で集合写真を撮らせていただきました。
こちらは企業機密に関わることが多いので、中の撮影はできません。
住化分析センターは、住友化学のグループ企業で分析を専門に行っておられ、
延べにして30名近い卒業生がお世話になっています。
全国各地に事業所はありますが、大阪ラボラトリーでは、
主に、医薬品や電池などに使われる金属などの材料分析をされており、
卒業生も多く勤めています。

説明をいただいた社員さんからは、
分析することや測定すること以上に、その試料の前処理と、
結果が出た後の報告書の重要性を教えていただきました。

次は株式会社ＭＣエバテックです。

主に環境中の大気、水、土壌などに含まれる化学物質や金属を
分析されています。
写真を撮ることはできないのですが、工場内の見学では、
普段なかなか目にすることのない特殊な装置も
見せていただきました。
また本校で使用している分析機器もたくさんあるので、
学生たちは身近に感じられたのではないでしょうか。

最後の質疑応答の時間には、
昨年度に本校を卒業した卒業生が
仕事のやりがいなど、在校生に向けてメッセージをくれました。

こちらは住友精密工業株式会社です。
宇宙航空機の部品や飛行機のタイヤと本体をつなぐ脚部などを
製造されています。
こちらも工場内の撮影は出来ませんでしたが、
学生達は大変興味深く見入っていました。

ショールームでは、おそろいのキャップを被って
とてもめずらしい機器を説明していただきました。

最後は、医薬品などを製造しているニプロファーマ株式会社です。



スライドを使って、学生たちに医薬品の品質管理で行う試験について
丁寧に説明をいただきました。
作業服を着ている二人は、卒業生です。
彼らのおかげで質問などもしやすい雰囲気でした。

こちらの企業ではたくさんの卒業生が全国の事業所で活躍しています。
特に見学させていただいた大阪の城北（シロキタ）工場は、卒業生が多く、
昨年度は3名が採用され、今年も3名の内定をいただきました。
卒業生の活躍のおかげでこうして毎年求人をいただき、
採用につながっています。

学生にとって、本日はとても貴重な体験だったと思います。
本日聴いた話や感じたことを、
普段の授業や実験と、自分の夢を叶えるために
活かして取り組んでいってほしいと思います。

本日、見学させて頂きました企業の皆様、
本当にありがとうございました。

by　ましおか