せんせのブログ

祝・内定!同じ企業に2人!~ガン治療の現場で細胞培養~

2018.09.19

後期が始まり1週間、早速、就職内定のお知らせが届きました。

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内定が決まったのは、生命バイオ分析学科のYくん(写真左)と
健康化学分析学科のSさん(写真右)です。
就職内定が決まって、笑顔がこぼれます。

実はこの2人、同じ企業から就職内定をいただきました。
内定先は、医療関連の企業で、
ガン免疫細胞治療における樹状細胞やリンパ球の培養作業、
培養した細胞の品質管理を行っておられます。

この企業で、細胞培養技術者として4月から働きます。
入学前は、2人とも大学への進学も考えていました。
Yくんは実践力を磨きたい!と
Sさんは様々な種類の分析機器に触れることができる点に惹かれて
本校への入学を決めました。

2人は入学してから1年間、分析化学の基礎を学んできました。
2年生へ進級後は、学科の違う2人は、
各々の学科に応じて専門分野の学びを深めています。
Yくんはバイオや食品、Sさんは医薬品や化粧品に関わる
知識や技術の取得を目指して、日々健闘しています。

Yくんは、課外活動にも熱心で、環境委員会の委員長も務めています。
Sさんは、資格取得にも懸命に取り組んできました。
今までに取得した資格は、国家資格も含めて7個です。

本校では、分析化学の基礎を習得することを
第一の目的として教育を行っています。
それだけでなく、委員会やクラブ活動などの課外活動への参加、
国家資格の取得などの指導にも注力しています。
学生はこういった活動を通して、
社会人基礎力を高めることができるためです。

就職活動でも、2人は早期から精力的に活動していました。
しかしながら時には思い通りにいかず、悩んだりすることもありました。
そういった経験もしながら、自分自身の進路に向き合い、
考えながら目前の課題を乗り越えることで力を伸ばしています。

YくんとSさんも学校生活全体を通して、
分析化学の知識や技術を身につけるだけでなく、
人間的にも一回り成長しました。

採用試験では、化学に関する基本的な知識や技術が身に付いていることや
人間性を企業様から評価していただけることがよくあります。
学科は違っても、2人の今日までの努力や魅力が就職内定に繋がりました。

4月から、2人は同じ企業で働きます。
切磋琢磨し、時には助け合いながら活躍してほしいと思います。
Yくん、Sさんおめでとう!

By かもみーる