せんせのブログ

分析機器を点検~地震後の本校実験室~

2018.06.19

昨日は大阪府を震源とする地震が発生し、甚大な被害に見舞われました。
被害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。
本校も、安全を確保することを最優先し、休校となりました。

昨夜から今朝にかけても余震があり、
不安な日々を過ごされている方も多いと思います。
今日は、実験室の被害状況や、分析機器の動作確認を教員一同で行いました。

ましおか先生は、「高速液体クロマトグラフ(HPLC)」を点検していました。
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HPLCは、医薬品や食品中の成分分析には欠かせない分析機器、
1年生が、後期の「機器分析化学実験」で初めて触れることになります。
「問題なく測定できた!」とひと安心のましおか先生です。

こちらも、1年生が初めて扱うことになる「原子吸光光度計」という分析機器です。
この分析機器は、どんな金属がどれくらいの量含まれているかを
炎の色と濃さを調べることで知ることができる装置です。

無事に動作ができると確認を終えたぽてと先生は、
「大きな事故もなく、明日からも通常の授業実験ができる」
と胸をなでおろしていました。

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本校では、万が一の災害に備えて、防火訓練はもちろんのこと、
日頃より防災意識を持ち、実験室にもガラス器具や試薬の落下を防ぐため
落下防止チェーンを取り付けています。
こういった高い意識が、被害を最小限におさえるために役立ったのかもしれません。

分析機器の点検をした先生は
「日頃より、高い防災意識を持っていないといけませんね」
「日常の分析機器や試薬の管理を怠らないよう、学生にも指導が必要ですね」
など今後の防災と実験に、気持ちを引き締めていました。

幸いにも、本校では落下物など軽微な被害しかなく、
本日から通常通り、開校することができました。
皆さまも日頃より、防災意識を高めていきましょう。

By かもみーる