せんせのブログ

【土・日開講「分析化学応用学科」】社会人が働きながら学ぶコツ

2017.07.22

「分析化学応用学科」には多くの社会人が在籍し、週末(土曜・日曜)のみの通学を通して
それぞれの入学目的を叶えようとしています。技術職への転職を考えている方や、現職での
スキルアップを目指している方、そして事業の拡大を視野に入れている経営層の方もいます。
週末のみの通学ですが平日の学科と同様に2年間で卒業でき、卒業と同時に3つの国家資格
(毒物劇物取扱責任者・化粧品製造業責任技術者・化粧品総括製造販売責任者)を無試験で
取得することができます。

逆に平日の学科との違いは、就職(転職)や修得技能の対象分野を限定せず、環境・材料・
バイオ・食品・医薬品・化粧品・有機合成などについて、総合的に学ぶことができる点です。
したがって、社会人だけではなく、大学生や正規の職に就いていない方が、この学科で学び
ながら、就職(転職)する業界を決めることも可能です。このように多様な在学生の目的に
対応するため、この学科は学年定員20名の少人数制で開講しています。

とは言っても、社会人の方は「本当に仕事と2年間の学業とを両立できるだろうか」という
疑問をお持ちだと思います。現に、高校を卒業された方を対象とした「既卒者説明会」でも、
そのような不安を口にする方が少なくありません。1年生のU君(写真)もその一人でした。

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入学して4ヶ月が経過したU君ですが、今ではそのような不安も解消されたようですので、
"働きながら学ぶコツ"について聞いてみました。

○コツ1:公欠制度の活用
 『週末に仕事が入ることもあり、そのような日は登校することができません。各科目の
  単位を修得するには、成績だけでなく出席についても一定のハードルがありますが、
  登校できない理由が仕事の場合は、申請をすれば出席扱いとなる「公欠」になります。
  また、資格試験や就職採用試験の場合も同様なので、出席率の心配はなくなりました。』

 ※仕事を理由とした「公欠」は、年間上限回数があります。
  詳しくは、既卒者説明会学校見学にて説明いたします。

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○コツ2:授業シートの活用
 『全ての授業・実験の開始時に「授業シート」が配布されます。その日の授業・実験が
  何を目的としているのか、学ぶ内容や順序が項目ごとに整理され、重要なポイントも
  分りやすくまとめられています。また、授業内容の理解度をチェックするための確認
  問題も掲載されているので、授業後の見直しや、試験前の確認等にも活用しています。』

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U君から"働きながら学ぶコツ"について紹介がありましたが、それ以上にクラスメートが
それぞれの目的に向かって頑張っているので、そのクラス全体の雰囲気が刺激になっている
ということも話してくれました。モチベーションを維持し、そして入学目的を叶えるためにも、
本校(一部は全学科共通)の制度やシステムをフルに活用してほしいと思います。

by あずみ